モンクを筆頭にセカンドユニットポイントで大きく上回る
NBAプレーオフ、キングスvsウォリアーズの第6戦。後がないキングスは序盤に8-0のランで主導権を握ったが、ステフィン・カリーにタフな3ポイントシュートを決められ、クレイ・トンプソンにもキャッチ&シュートを連続で許しリードを失うと、ラストポゼッションでドンテ・ディビンチェンゾに3ポイントシュートを決められ23-25で第1クォーターを終えた。
それでも、第2クォーターに入るとオフェンスの核となりつつあるマリーク・モンクが持ち前の得点力を発揮し、スクリーナーのトレイ・ライルズが3ポイントシュートに合わせからのゴール下と、連携プレーからスコアしていき逆転。さらにテレンス・デイビスもタフショットに加え、トランジションスリーを決め切るなど、セカンドユニットの活躍でウォリアーズを上回った。そして、エースのディアロン・フォックスもコースト・トゥ・コーストを決めるなど、速攻を連発し35-26のビッグクォーターを作った。
後半に入り、ハリソン・バーンズの3ポイントシュートでリードを2桁に乗せたキングスだったが、カリーやトンプソンの長距離砲を浴び、何度も2ポゼッション差に迫られる。それでも、今シーズンのチームを象徴するように取られたら取り返すオフェンス力を見せ、要所でフォックスやモンクがビッグショットを沈めて10点リードで最終クォーターを迎えた。その後も点の取り合いが続き、キングスは2桁前後のリードをキープ。そして、ケビン・ハーターの連続3ポイントシュートで突き放すと、残り3分45秒にモンクのドライブで19点差としたタイミングでウォリアーズは主力を下げた。こうして最後までオフェンスの火力が落ちなかったキングスが118-99で勝利し、シリーズを3勝3敗のタイに戻した。
キングスはフォックスが26得点11アシスト、キーガン・マレーが15得点12リバウンドのダブル。ダブルを記録。そして、モンクがチームハイの28得点を挙げ、ライルズも12得点10リバウンドを記録し、ベンチポイントで大きく上回ったことも勝因の一つとなった。