2年ぶりのプレーオフ、会場の熱狂ぶりに「ポストシーズンが好きなんだ」

NBAプレーオフのファーストラウンド、レイカーズは現地4月24日にホームでグリズリーズと対戦した。試合は互いに譲らずオーバータイムにもつれる熱戦となったが、レブロン・ジェームズが抜群の勝負強さを発揮したレイカーズが117-111で勝利した。これで第7シードのレイカーズは、第2シードのグズリズリーズを相手に通算3勝1️敗とシリーズ勝ち抜けに王手をかけた。

本日ジェームズは22得点20リバウンド7アシスト2ブロックにわずか1ターンオーバーと攻守に渡って大活躍だった。彼にとって1試合20リバウンドはプレーオフでの自己最多で、さらに1試合20得点20リバウンドはキャリア初となる。

この傑出したパフォーマンスについて、ジェームズはこう振り返る。「オフェンス面でできる限りのプレーをしようと目指していたけど、ディフェンス面をより重要視していた。それが今夜のマインドセットだった。チームメートに20-20を達成したと言われたけど、キャリアで初めてのことでとても素晴らしいね」

レイカーズは2019-20シーズンにNBAチャンピオンとなったが、翌シーズンはファーストラウンド敗退に終わり、昨シーズンはプレーオフ進出すら逃していた。この試合がプレーオフ通算270試合目と、ポストシーズンに出ることが当たり前のジェームズにとっては悪い意味で大きな出来事だった。だからこそ「（ビッグショットを決め会場が盛り上がる）この瞬間が好きだ。ポストシーズンが好きなんだ」と会場の熱狂ぶりを満喫している。

「僕は多くの試合に参加してきたけど、チームメートと一緒に戦ってビッグプレーを決める。そして、みんながこれまでにない経験を積み重ねていくことが好きだ」

今回のプレーオフでレイカーズは八村塁、オースティン・リーブスなど、大舞台での経験が少ない若手たちが大きくステップアップ中だ。彼ら若手の成長によって、レブロンは2年ぶりのポストシーズンをより楽しめている。レブロンが今のハイパフォーマンスを続けていく限り、レイカーズの勢いはまだまだ止まりそうにない。