NBA

チケット売り切れ数も791試合でリーグ新記録

NBAがレギュラーシーズンの観客数について発表。多くの新記録が生まれた。リーグ全体で2223万4502名の観客数となり、2017-18シーズンの2212万4559名を上回る歴代最多となった。また、合計791試合のチケット売り切れ数も、2018-19シーズンの760試合を更新するリーグ新記録だ。

他にも、アラモドームで開催されたスパーズのホームゲームでは6万8323名の観客が集まり、1試合の最多観客数で記録更新。また、1試合平均の観客数が1万8077人と、史上初めて1万8,000人を突破するなど記録ずくめとなった。

ちなみに『ESPN』が発表しているチーム別の観客を見ると、ホームゲームの平均観客数トップはブルズ(2万527名)で、2位はセブンティシクサーズ(2万469名)、3位はマーベリックス(2万177名)と、トップ3が平均2万人を超えた。一方、ワースト3はサンダー(1万5534名)、ペイサーズ(1万5647名)、ロケッツ(1万6313名)だが、それぞれ平均の観客の収容率はサンダーが85.3%、ペイサーズが87.3%、ロケッツは90.4%と決して低い数字ではない。

また、大きな変化が目立ったのは、実に17年ぶりとなるプレーオフ進出を決めたキングスだ。昨シーズンは1試合平均1万4439名、収容率82.1%だったのが、今シーズンは平均1万7451名、収容率99.1%と大きく増加している。

過酷なスケジュールによる選手の負荷の軽減や、連戦の際にスター選手がどちらか1試合を欠場するロードマネジメントを減らすことを目的に、現場ではレギュラーシーズンの短縮を求める声が強くなっている。ただ、ビジネスサイドから見ると、こうして観客数が順調に伸びている今、選手あってこそのリーグとはいえ、簡単にレギュラーシーズンを減らすことは難しくなっている。