トレバー・アリーザ

写真=Getty Images

成立すれば10年ぶりのレイカーズ復帰

先月タイソン・チャンドラーを獲得して課題だったディフェンスを改善させたレイカーズは、オフェンスと3ポイントシュートの改善を目的として、再びサンズとトレードを成立させようとしている。

今回のターゲットは、守備と3ポイントシュートに秀でる3&D型のトレバー・アリーザだ。『ESPN』によれば、レイカーズは、サンズ、それからもう1チームを含む3チーム間トレードを成立させようとしているという。

開幕から26試合を終えて22敗を喫したサンズは、早くも来季以降を見据えて動き始めた。アリーザをトレードする代わりに、エースであるデビン・ブッカーがオフ・ザ・ボールでのプレー機会を増やせるプレーメークに優れるガード、そして将来的なドラフト指名権の獲得を狙っていると言われている。レイカーズは、この話に加わる『第3のチーム』に控えのケンテイビアス・コールドウェル・ポープを差し出す代わりに、サンズが求めている条件を引き出そうとしていると、『ESPN』は伝えた。

アリーザは、昨シーズンのロケッツの躍進を支えた一人で、上位チームが欲しがる人材の一人だ。サンズとは今夏1年1500万ドル(約16億8000万円)の契約を結んだため、今シーズン終了後にサラリーキャップにそれだけの空きを作ることもできる。それに、彼は元レイカーで
、2007-08シーズン途中から08-09シーズンまで所属した。コールドウェル・ポープの契約にはトレード拒否権が含まれているが、レイカーズでの出場機会が減少しているため、応じる可能性は高い。

夏にチームと契約したフリーエージェント選手のトレードは、12月15日から可能になる。その時までに『第3のチーム』を見つけられ、コールドウェル・ポープから了承を取り付けられれば、10年ぶりとなるアリーザのレイカーズ復帰が決まるかもしれない。