ウェストブルックらウィザーズ時代の同僚はより早いアジャストへの助けに
レイカーズの八村塁が渡邊雄太との日本人対決で大きな注目を集めたネッツ戦に出場。試合は104-121で敗れたが、レブロン・ジェームズ、アンソニー・デイビスの2大エースが欠場したこともあり、レイカーズへ移籍後初となる先発出場を果たした。
試合当日の朝に先発起用を告げられたと明かす八村は、第1クォーターから5本のシュートを放つなど積極的なプレーを見せたが、前半はフィールドゴール9本中3本成功と厳しいマークに苦しんだ。しかし、後半は4本中3本成功と立て直し、27分48秒の出場で16得点4リバウンドを記録した。
「久しぶりのスターターで最初からアグレッシブに行こうと思いましたが、シューティングで中々リズムに乗れなかったです。その分、ディフェンスなど他のところでカバーし、イージーシュートの場面で得点は取れました。試合の流れとして中盤は良かったですが、出だしと最後でやられてしまったと思います」
試合を振り返った八村は、チームへのフィット具合を聞かれ「とても良い感じです」と手応えを得ている。「コーチ、選手たちは試合中や試合後、練習中によく話しかけてくれます。多くの映像を見て、ディフェンスのコンセプトなどを学んでいます」
そして、ウィザーズ時代の同僚だったラッセル・ウェストブルック、トロイ・ブラウンJr.、トーマス・ブライアントの存在は新天地へのより早いアジャストの助けになっていると続ける。「トロイ、TB(ブライアント)、ラスとはより話しやすいです。彼らは僕がどんなプレーをするのか理解していますし、僕も彼らのプレーを理解しています。そして、彼らは僕がどんな状況にあるのか分かってくれています」
また、自身の求められている役割についてはこのように語った。「オフェンスではもっとアグレッシブに行けと言われています。ディフェンスでも、もっとアグレッシブに行って2ウェイプレーヤーとしてしっかりやらないといけないです」
「レイカーズは、これまで勝ち続けてきている組織です。チームがここから勝っていく手助けをしてプレーオフに行き、チャンピオンシップを勝ち取りたいです」。このように意気込む八村だが、そのためには自身がレイカーズの巻き返しを導く起爆剤となることが必要だ。周囲はそれが可能だと大きな期待を寄せている。