ジョーダン・クラークソン

ジャズとの契約最終年を破棄すれば、今夏フリーエージェントに

ジャズは年末から1勝7敗と失速、20勝23敗と勝率5割を切ったが、それでもドノバン・ミッチェルとルディ・ゴベアを放出して再建に舵を切ったチームのシーズン序盤の躍進は見事なものだった。マイク・コンリーやジョーダン・クラークソンといった古株が、プレーオフの常連だった頃と変わらず攻守にチームを支えている。

かつてシックスマン賞を受賞したクラークソンは、これまでエースをサポートする役回りを務めてきたが、今ではチームの攻守の軸となっている。レイカーズで4年、キャバリアーズで3年、ジャズで4年目とNBAキャリアは11年目に入り、これまでの様々な経験を生かした完成度の高いプレーを見せている。

『andscape』のインタビューに応じたクラークソンは「絶対にプレーオフに行きたい。僕たちはそのために努力している」と目標を語る。

「シーズンの最初はそんなこと期待してなかった。毎試合で一生懸命にプレーし、やるからには勝ちたいと思っていたけど、これほど素晴らしいスタートになるとは思っていなかったんだ。でも、プレーオフで戦うことだってできる、何か大きなことを成し遂げられると思っていた」と彼は言う。

クラークソンはここまで42試合に出場して20.4得点、4.5アシストはいずれもキャリアハイの数字。レイカーズに所属した若手の時以来となる先発を任され、結果を出している。

ただ、活躍に応じて選手としての価値は上がる。ジャズが再建へと舵を切った時点から主力選手には移籍の噂が絶えず、クラークソンもまた移籍市場に名前が挙がっている。クラークソンとジャズの契約は来シーズンまでで、来シーズンの契約最終年はプレーヤーオプション。つまりクラークソンは今年の夏にはフリーエージェントになることができる。彼はジャズからの契約延長を断ったと言われており、ジャズが何らかの見返りを求めるならばこの1カ月でトレードをまとめる必要がある。

ジャズはミッチェルとゴベアを手放す見返りに大量のドラフト指名権を手に入れた。クラークソンの「プレーオフに行きたい」の思いとは裏腹に、今シーズンは指名権を取りに行き、ベテランは将来有望な若手とトレードして、25歳のラウリ・マルカネンを中心に再建を進めるのがクラブの方針だろう。

優勝を目指すチームの貴重なローテーションプレーヤーになるのか、あるいはプレーオフを目指すチームのテコ入れの補強となるのか。いずれにしてもクラークソンがプレーすべきは再建チームではなく、何か大きなものを目指して戦うチームだ。それは他ならぬ彼自身のシーズン序盤の活躍によって、より大きなものとなっている。