連勝ストップも、レブロンは勝負どころをチームメートに託した選択に後悔なし

2018/11/26
NBA&海外
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レブロン・ジェームズ

写真=Getty Images

「彼のほうがより良いシュートを打てた」

レブロン・ジェームズは、104-108で敗れた11月25日のマジック戦後、試合終盤の選択を後悔していなかった。

3連勝で11月25日のマジック戦に臨んだレイカーズは、第4クォーター残り6分13秒から14-4のランを決めて104-104の同点に追いつき、残り1分の攻防に勝負を賭けた。レブロンが3ポイントシュートを外し、マジックのテレンス・ロスにレイアップを許した。次のポゼッションでボールを持ったレブロンは、タイソン・チャンドラーが張ったスクリーンを使いペイント内にドライブ後、レイアップを狙うと見せかけ、右ウィングで待機していたケンテイビアス・コールドウェル・ポープへのキックアウトを選択。ニコラ・ブーチェビッチ、エバン・フォーニエ、DJ・オーガスティンの意識がレブロンに向いていたこともあり、ほぼオープンな状態でコールドウェル・ポープは3ポイントシュートを放ったが、ミスショットとなり連勝は3で止まった。

レブロンならば、打とうと思えば3選手に囲まれても強引にレイアップを決められたかもしれない。そのことを試合後に聞かれたレブロンは「自分には、いつだってショットを決められるチャンスがある。それは間違いないことだよ」とコメントしたが、コールドウェル・ポープへキックアウトを出した理由を、次のように続けた。

「ただ、あれだけ多くのディフェンスの注意を引きつけられるんだ。自分でも良いシュートを打てたけれど、彼のほうがより良いシュートを打てた。それで出る結果を受け入れるだけさ」

キャバリアーズ時代も、ヒート時代も、レブロンは今日のような選択をしてきた。この日のコールドウェル・ポープが3ポイントシュートを4本中1本しか決められなかったとしても、彼はより確率の高いプレーを選択する。だからこそ、連勝が止まった試合後も、淡々とメディアからの質問に答えた。

指揮官ルーク・ウォルトンもレブロンの選択を支持し、敗因には42-67で下回った第2、3クォーターを挙げている。

「結果を受け入れる。KCP(コールドウェル・ポープ)は、チーム内でもベストシューターの一人で、レブロンは史上最高クラスのフィニッシャーの一人だ。終盤のシュートを外したから試合に負けたのではない。確かに、終盤にシュートを決めていたら勝てていたかもしれないが、敗因は第2、3クォーターだ」

11月17日のマジック戦でも、第2、3クォーターで50-75と下回り、117-130で敗れており、レイカーズは、試合中盤にリードを広げられる悪癖を改善する必要がある。

レイカーズは11勝8敗で西カンファレンス7位。首位クリッパーズと2ゲーム差だが、13位のティンバーウルブズとも2.5ゲームしか差はない。辛抱強くチームを作る必要があるのは理解できるが、勝てる試合を落とし続ければ、6年ぶりのプレーオフ進出にも黄色信号が点滅し始めてしまうだろう。

チームケミストリーの骨組みは出来つつあり、レブロンが選択したプレーも今後に生きるだろう。あとは、ボールを託されるチームメートたちがその精度を高め、チームを勝利に導かなければならない。