川崎vs宇都宮は水曜ゲームから中1日の試合に

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川崎ブレイブサンダース(12勝7敗/中1位)vs宇都宮ブレックス(10勝9敗/東4位)
水曜ゲームから中1日の金曜日に先行して開催される本カード。川崎にとっては、昨シーズンのチャンピオンシップで敗退して以来の対戦のため、苦汁を飲んだホームで借りを返したい。前節の川崎は富山のオフェンスを強固なディフェンスで70点に抑えると、オフェンスでは3ポイントシュートを要所で成功させて93点と大量得点に成功。また、篠山竜青や鎌田裕也などベンチスタートで出場時間が長くない選手の活躍も光った。今節も同様にディフェンスからリズムをつかんでいきたいところだ。一方、前節の宇都宮は秋田ノーザンハピネッツの激しいディフェンスの前に最後までリズムを崩されて53得点とオフェンスが停滞。エースの比江島慎が欠場したとはいえ、厳しい敗戦となった。新加入のグラント・ジェレットは、まだチームにフィットしているとは言えないものの積極的なプレーが見られ、今後の活躍に期待できる。唯一の金曜開催で注目が集まる試合のため、好ゲームに期待だ。

島根スサノオマジック(14勝5敗/西4位)vs名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(14勝5敗/西3位)
同勝率で並ぶ西地区の上位対決。前節の島根は大阪エヴェッサに追い上げられる場面もあったが、序盤に先行して勝利。ニカ・ウィリアムスが縁の下の力持ちとして16リバウンドとゴール下で活躍した。名古屋Dの強力なインサイドに対抗するため、ウィリアムスのディフェンスやリバウンド、スクリーンが島根にとって生命線となるだろう。また、前節はターンオーバーを誘発してからファストブレイクに繋げることが少なかったので、今節は持ち前のトランジションに期待したい。一方、前節の名古屋Dは、レイ・パークスジュニア、伊藤達哉、張本天傑、スコット・エサトンと主力が欠場する厳しい状況の中、最後まで広島ドラゴンフライズを追い詰めたが、一歩及ばず惜敗となった。オフェンスリバウンドを獲られ、相手のセカンドチャンスから32失点を喫したため、今節は修正が急務となる。リーグ随一のオフェンス力を誇る名古屋Dだけに、島根を相手にしても一歩も引かないアグレシッブなバスケットに期待したい。

滋賀レイクス(4勝15敗/西8位)vs信州ブレイブウォリアーズ(9勝10敗/中4位)
前節の滋賀は13日に加入したジョーダン・ハミルトンがいきなりの先発出場。実戦から半年以上離れていたこともあり、シュート成功率は高くなかったが、存在感を示し今後に期待を持たせた。試合は前半をリードして折り返したものの、後半に失速したため、1試合を通してパフォーマンスを発揮することを意識したい。テーブス海とキーファー・ラベナの欠場が続く今、全員のステップアップが求められる。一方、信州は約半月ぶりに熊谷航が復帰し、各々のコンディションが整ってきた印象。前節は三遠ネオフェニックスを相手にハイスコアゲームを制して4連勝。ディフェンスが信条のチームではあるが、オフェンスの良さも多く目立っており、この勢いで勝率5割超えを目指したいところ。信州にとっては、外国籍フォワードのハミルトンとケルヴィン・マーティンをいかに止めるかが今節の鍵になるだろう。ハイペースで展開したい滋賀とペースを落としたい信州の主導権の奪い合いにも注目だ。

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レバンガ北海道(5勝14敗/東7位)vs広島ドラゴンフライズ(15勝4敗/西2位)
前節の北海道は、群馬クレインサンダーズとのハイスコアゲームを落とした。追い上げを見せる場面もあったが、第1クォーターのビハインドが最後まで重くのしかかった。6得点と再び不振に陥ったショーン・ロングのパフォーマンスは気になるところだが、復帰したアレックス・マーフィーが好調なのは吉。橋本竜馬と中野司が2桁得点とオフェンスは好調を続けているが、やはり課題はディフェンス。スイッチディフェンスのミスマッチを狙われることが多いので、ディフェンスの意識をもう一段階上げていきたい。一方、広島は前節、名古屋Dに1点差で辛勝し、3連勝中。前半は我慢の展開となったが、第3クォーターに寺嶋良と辻直人が爆発。ベンチスタートのベテラン、朝山正悟も連続で3ポイントシュートを決めるなど、チーム全員で勝利を手繰り寄せており、接戦に勝利する勝負強さがある今シーズンの広島を象徴するような試合だった。また、広島に加入以来、初めて北海きたえーるへ凱旋となるニック・メイヨのプレーにも注目だ。

仙台89ERS(6勝13敗/東6位)vs横浜ビー・コルセアーズ(10勝9敗/中2位)
3連勝から一転、現在4連敗中の仙台。この4敗はいずれも75得点以下とオフェンスの停滞が目立つ試合に。前節の千葉ジェッツ戦はリードを許しながらも1桁点差で食らいついていく展開が続いたが、最後に地力の差が出てしまった。タフなゲームを勝つためにも、まずは持ち前のディフェンスから良いオフェンスに繋げて主導権を握りたい。また、ホーム開催が続いているので、ファンに勝利を届けたいところだ。一方、4連勝で前節を迎えた横浜BCだったが、河村勇輝、森川正明、大庭岳輝、キング開と4人が欠場となり、7人での戦いを強いられた。さらにパトリック・アウダも離脱する中、最後の最後までシーホース三河に肉薄するも敗戦となった。今節も森川と大庭の欠場は決定的だが、他の選手は不透明。連勝で勢いに乗り中地区2位まで浮上しているだけに、良い流れを継続していきたいところだ。両チームの激しいディフェンスで、緊張感のある締まった試合展開になることを期待したい。

千葉ジェッツ(15勝4敗/東1位)vs茨城ロボッツ(5勝14敗/東8位)
前節は、仙台を相手に磐石の試合運びで勝利した千葉J。西村文男が欠場となり、ポイントガードが富樫勇樹一人というロスターの中、全員で勝利をもぎ取った。特にディフェンスの良さは目を見張るものがあり、19本のターンオーバーを奪い流れを渡さなかった。東地区首位ながらアルバルク東京が1ゲーム差で追いかけているため、千葉Jとしても負けられない戦いが続く。一方、茨城は琉球ゴールデンキングス戦、A東京戦、今回の千葉J戦と、上位陣との対戦が続く踏ん張りどころを迎えている。前節のA東京戦では、相手のペースに飲まれてしまい、持ち味のトランジションバスケを発揮できなかった。今節は、早い展開から3ポイントシュートを効果的に成功させたいところだが、同様のスタイルを志向する千葉Jと真っ向勝負となる。アドバンテージを取るためにも、ドライブを生かしてアグレッシブにリングに向かっていき、手数で翻弄したいところだ。