ジャクソンが自己新記録の8ブロック、ゴール下を制圧

グリズリーズがホームでホークスと対戦。ジャ・モラント、トレイ・ヤングと両チームの大黒柱がともに故障で欠場した中、モラントの代わりに先発出場したタイアス・ジョーンズが22得点11アシストの活躍を見せるなど、層の厚さで上回ったグリズリーズが128-103で圧勝した。これで6連勝のグリズリーズは18勝9敗と貯金を増やしている。

グリズリーズは第1クォーターからジョーンズが10得点4アシストとエンジン全開でチームを牽引。さらに、チーム全体で10本中6本成功と3ポイントシュートを高確率で沈めたことで35-29と先行した。そのまま主導権をキープし、前半を11点リードで折り返したグリズリーズは第3クォーターに入るとホークスを攻守で圧倒する。積極的なアタックによりゴール下で着実に得点を挙げると、守っては粘り強いディフェンスで失点を防ぎ40-25とビッグクォーターを作る。これで26点にまでリードを広げたグリズリーズが楽々と逃げ切った。

ペイント内の得点で72-42と圧倒したことが大きな勝因となったが、特にジャレン・ジャクソンJr.はわずか23分36秒の出場で15得点、自己新記録の8ブロックとゴール下を支配した。昨シーズンリーグ1位の平均2.3ブロックを挙げたショットブロッカーは「記録については全く分かっていなかった」と振り返ると、ブロックによって相手のオフェンスに与える影響を次のように語る。「多くのブロックをすることで相手はシュートへの持ち込み方を変えることになる。いろいろと考えさせることができるのがポイントだ」

ジャクソンの存在の大きさについて同僚のジョーンズもこのように称える。「彼は僕たちのディフェンスを一変させる。ボールの動きだけでなく、相手がオフェンスの時に考えることにさえ影響を与えているよ」

この試合、グリズリーズはジョーンズの22得点を筆頭に7人が2桁得点を挙げ、8人が複数アシストをマークするなど、モラント欠場の穴をチーム全員のステップアップで補い勝利した。「普段はプレータイムが多くない選手たちも活躍することができる。それを忘れることはない。誰が活躍しても驚くことはないよ」とジャクソンは総合力の高さに自信を見せる。昨シーズンのグリズリーズはモラントが欠場した試合でも20勝5敗と見事な成績を残しており、この高いチーム力が健在であることをあらためて証明する今日の快勝だった。

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