日本がスロベニアと戦うのか、別グループになるのかは現時点で未定

国際バスケットボール連盟(FIBA)は、来年夏に行われるワールドカップ2023でNBAのスーパースターであるルカ・ドンチッチを擁するスロベニアが沖縄会場でグループフェイズを戦うことを発表した。なお、日本以外の開催国であるフィリピンではアメリカ、インドネシアではカナダがそれぞれ戦うことも明らかになっている。

来年の4月末に全32チームを8つのグループフェイズに分ける組み分け抽選会が行われるが、FIBAのリリースよると、開催国は商業的な観点から抽選会前に自国で戦わせる国を一つ選べる権利を有している。

また、ポッド1からポッド4に分類される抽選会において、すでにフィリピンはポッド1に振り分けられることが確定している。FIBAランキング上位がポッド1に入ることも確定しており、アメリカもポッド1が事実上決まっている。そのためフィリピンとアメリカが同じグループに入ることはない。

一方、現時点で日本はどのポッドに入るのか明らかになっていない。沖縄会場では2つのグループフェイズが行われるため、日本とスロベニアが同じグループとなる可能性も残されている。もし、そうなった場合、日本にとっては81-116で敗れた東京五輪に続いてスロベニアと戦うことになる。

スロベニアの大黒柱は言わずとしれたドンチッチで、今はマーベリックスの要としてNBAで戦っている。プレーオフで勝ち進んだりした場合、酷使した肉体の回復を優先してオフの国際大会出場を見送る選手も少なくないが、これまでも母国への厚い忠誠心を示し続けてきたドンチッチに関しては余程の大ケガをしない限り心配ないだろう。スロベニアのバスケットボール協会会長が、NBAのシーズン中でドンチッチが出場できなかった11月末のWindow5でワールドカップ出場を決めた際、1分後にドンチッチから本大会出場を確約する連絡が来たと明かしたように、ドンチッチはやる気に満ち溢れている。東京五輪は無観客だったが、今度こそ沖縄でドンチッチのプレーを生観戦できるのが今から待ちきれない。