ステフィン・カリー

指揮官カーは怒る「まるでピックアップゲーム」

11月16日、ウォリアーズは4つのクォーターすべてをサンズに取られ、119-130の完敗を喫した。好調を維持するエースのステフィン・カリーが3ポイントシュート11本中7本成功を含む50得点と気を吐いたが、ディフェンスが機能しない。

昨シーズンは開幕から1カ月で13勝2敗、オフェンスだけでなくディフェンスでもリーグトップレベルにあったが、今はディフェンスレーティングでNBA30チーム中25位。そして、敵地で戦った8試合はすべて敗れている。

個々が自分で攻めて、ディフェンスに意識を向けない戦いぶりをヘッドコーチのスティーブ・カーは「まるでピックアップゲームだ。それで敵地で勝てるわけがない」と怒った。「上手くいってない時には誰かがみんなを集め、グループの士気を高めなければならない。そういったことすべてが今は欠けている」

「チームで戦っていないのだから、相手にとっては簡単なものだ。多くの選手がうなだれていたが、誰も我々を気の毒だとは思ってくれない。今のうちに対戦して蹴倒そうと思っているだろうね。我々は長きに渡って多くの成功を勝ち取り、相手を打ち負かす喜びを味わってきた。それを今は相手が楽しんでいるんだ」

カリーは「得点の面ではすごかったと思う」としながらも、「チームとして勝つための精神状態を正しく持てるよう、僕がみんなをサポートしなければいけない」と言う。

「勝つために何が必要なのか考えなければ。もっと一貫した戦い方をしなきゃいけないし、これまでとは違う何かを見いださなければいけない。勝ち続けるための方法はいまだ模索しているところだけど、それを見付けるべく挑戦していくつもりだ」