ウィギンズに加え、若手ビッグマンのジェームズ・ワイズマンも高評価

王者ウォリアーズは、開幕3試合を終えて2勝1敗となっている。開幕直前、ドレイモンド・グリーンが練習中にジョーダン・プールを殴る大事件が起こり、バスケットボールに集中することが難しかったことを考えれば及第点と言えるスタートだ。

この3試合、平均33.3得点の大黒柱ステフィン・カリーとともに中心選手として見事な活躍を見せているのがアンドリュー・ウィギンズだ。ここまで平均22.3得点(フィールドゴール成功率52%)、6.3リバウンド、2.7アシスト、2.3スティール、1.3ブロックと攻守に渡って躍動している。

地元紙『イーストベイ・タイムス』によると指揮官のスティーブ・カーは、数週間前に4年総額1億900万ドル(約162億2,200万円)と報じられた契約延長の期待に応えているウィギンズを次のように称えている。

「私が見てきた中で今がベストのアンドリュー・ウィギンズだ。彼は1年前につかんだ勢いを今シーズンのバネにしている。自分のプレーだけではなく、チームのやっていることに対してもここまで自信を持っている彼を見たことがないよ」

また、指揮官はジェームズ・ワイズマンについても言及している。故障により昨シーズンを全休した21歳の若手ビッグマンは、ここまでフィールドゴールの成功率を72.2%としており、そのシュート力で平均11.0得点、6.0リバウンドを記録している。

「ワイズマンは本当に良いね。彼がチームにフィットしているのは明らかだ。彼は自分の役割とチームが攻守両面でやろうとしていることを理解している。まだ、多くのやるべきことはあるけど、彼の成長ぶりについては本当に満足している」

チームの次代を担う選手たちのステップアップが目立つウォリアーズは、ここから順調に貯金を増やしていけるのか。これからサンズ、ヒートと続く強豪との対戦で若手がどんなプレーを見せてくれるのか楽しみだ。