日本代表でもストレッチ4として存在感を発揮
富士通レッドウェーブは今日、オコエ桃仁花がギリシャ女子バスケットボールリーグ『エレフテリア・モシャトウ』に移籍することを発表した。
現在23歳のオコエは182cmのパワーフォワードで、明星学園卒業後の2017年にデンソーでWリーグキャリアをスタートさせた。その後、2019-20シーズンから富士通でプレーし、昨シーズンはチームにとって6年ぶりとなるファイナル進出に貢献した。2018年の女子ワールドカップでフル代表デビューを果たして以降は代表メンバーに定着。182cmのサイズながら当たり負けしないフィジカルを武器に世界を相手にもインサイドで渡り合えるだけでなく、3ポイントシュートも得意としており、『ストレッチ4』として東京五輪での銀メダル獲得に貢献した。惜しくもグループリーグ敗退となった先日の女子ワールドカップ2022では、チーム最高となる3ポイントシュート成功率40.0%を記録した。富士通によると、オコエは10月5日に出発しており、到着次第すぐにチームに合流する予定とのこと。
オコエはクラブを通じて、次のコメントを発表している。「この度、オファーをいただきギリシャのリーグに移籍することになりました。バスケットボール選手としてだけではなく、人としても成長できるのではないかと思い移籍を決意しました。チームの皆には申し訳ない気持ちでいっぱいですが、一度きりの人生、後悔なく挑戦したいと思います。ファンの皆様、開幕直前での報告となってしまい申し訳ありません。今後とも応援よろしくお願いいたします!」