スパーズはデローザンの活躍で逆転勝利
6日前にホームで対戦した時には、オーバータイムの末140点を超えるハイスコアリングゲームでスパーズに敗れたレイカーズ。ロードで再戦した昨日の試合も、終盤に僅差の攻防を繰り広げたがまたしてもあと一歩及ばず、106-110で敗れた。
それでもレイカーズのレブロン・ジェームズは、試合後も冷静だった。メディアから試合について質問されても、客観的な物言いで返答した。今シーズン最少得点に終わったオフェンスのペースについて聞かれた際には「シュートが入らなかったり、速攻から点を決められない試合もある。そういう時には守備に頼らないといけない」と語った。
また決勝ジャンプシュートを決めたデマー・デローザンとマッチアップしたジョシュ・ハートの守備についても「ジョシュは試合を通じて自分の仕事を全うした。それでも得点を決めてしまうからこそ、デマーはオールスター選手なんだ。終盤のシュートは、とてもタフな2ポイントシュートだったよ」と語っている。
6試合を終えて2勝4敗と負けが先行しているが、試合内容に手応えを掴んでいるからこそ、毎試合を冷静に分析できているのだろう。レブロンは開幕以降、ほぼ毎試合後「チームは良くなる」と言い続けている。その言葉通り、新レイカーズは試合を重ねるごとに改善点を見つけ、それらの答えをコートで出している。チームの成熟度の差を埋めるには、ある程度の時間がかかるのは致し方ない。
新チームという部分では、スパーズも変わらない。新エースのデローザンは、決勝点を含む30得点12リバウンド8アシストというトリプル・ダブル級のパフォーマンスで勝利に貢献。レイカーズを追う状況で迎えた第4クォーター残り10分4秒には、ハッスルプレーで会場の心を掴む場面も見られた。自ら放ったレイアップが失投となった後、レブロン、ジャベール・マギー、ケンテイビアス・コールドウェル・ポープに囲まれながらもリバウンドを奪い取って再びレイアップを押し込み、試合を通じて初のリードをチームにもたらした。デローザンは「ベンチのみんな、ファンのみんなにも試合に入り込んでもらいたかった。だから、どうしてもあの場面は決めたかったんだ。あのプレーでのエネルギーがチームの力になったよ」と、この場面を振り返っている。
次に両チームが対戦するのは12月5日で、その日からホーム&ロードでの2連戦が組まれている。互いにチームの完成度を高めて迎える約1ヶ月後の対戦は、シーズン序盤の2試合とはまったく異なる展開になるかもしれない。
DeMar DeRozan goes off for 30 PTS, 12 REB, 8 AST to fuel the @spurs win at home over LAL! #GoSpursGo #KiaTipOff18 pic.twitter.com/qbbl5RQbyw
— NBA (@NBA) 2018年10月28日