ドラフト1巡目指名権4枠と2選手は破格の条件か?
トレーニングキャンプ前にティンバーウルブズにトレードを要求したジミー・バトラーは、今のところウルブズでプレーし続ける公算が高い。
先日ヒートとの交渉が頓挫したのに続いて、今度はロケッツがドラフト1巡目指名権4枠に加えて、ブランドン・ナイトとマーキーズ・クリスを付ける条件をウルブズに提示したと報じられたが、このオファーにもウルブズはGOサインを出さないだろうと、『The Athletic』が伝えた。
一見すると、ドラフト1巡目指名権4枠というのは破格の条件にも思えるが、ジェームズ・ハーデンとクリス・ポール中心のチームならば、毎シーズン西カンファレンス上位が見込めるため、譲渡された指名権が上位指名権に化ける可能性はまずない。また、バトラーの年俸にマッチするために提示されたナイトとクリスは今シーズンまだ1試合にも出場していない上に、ウルブズのローテーションに入れるかどうかも定かではない。バトラーと交換して得られるメリットが少ないのであれば、さらに好条件を提示するチームが現れるのを待つと考える方が自然だ。
ヒートと話し合いを再開させる、または開幕ダッシュに失敗したセブンティシクサーズが名乗りを挙げるとも言われているが、よほどの好条件を提示しない限り、ウルブズが首を縦に振るとは思えない。
幸いなのは、これだけ話が二転三転しても、バトラーのモチベーションに影響が一切ないことだ。コートに立てば、チームの勝利に全力を尽くす彼の姿勢は最早称賛に値する。やはり現段階では、このままシーズン終了までバトラーがウルブズの選手としてプレーする可能性が最も高いのではないだろうか。
33 points on 12 shots … and this dagger over Kevin Love.
Jimmy Butler was ? tonight. pic.twitter.com/i4a96EGaoz
— NBA on ESPN (@ESPNNBA) 2018年10月20日