「あの瞬間は僕の中で永遠に生き続けるものだし、感謝している」
クリス・ポールはNBA史上最も偉大なポイントガードの一人と言っても過言ではない。
NBAキャリア17シーズンで、新人王獲得から始まり、オールスターに12回選出され、オールNBAチームにも11回選ばれ、アシスト王5回、スティール王に6回輝くなど、数々のタイトルを受賞してきた。また、昨シーズンは開幕2戦目のレイカーズ戦で23得点14アシスト5リバウンドを記録し、個人通算2万得点、1万アシストに到達したNBA史上初の選手となった。個人記録だけでなく、持ち前のリーダーシップを生かして所属してきたチームをさらなるレベルに導くなど、コート内外でチームに貢献し、昨年10月に発表されたNBA史上最も偉大な75人の一人にも選出された。
NBAの偉大な選手たちの仲間入りを果たしたポールは、NBA75周年記念チームに選ばれた時の心境を『Complex』の取材で、あらためて語った。「ここ数年間はひたすら集中して仕事に取り組んできた。NBA75周年記念チームに選ばれて、集合写真を撮影した日のことは一生忘れないよ。初めて会う選手もたくさんいたし、同じ場所にあのメンバーが同時にいるなんて、最高にクレイジーな感覚だった。ジョン・ストックトンやアイザイア・トーマス、マジック・ジョンソンなど、僕が子供の頃からずっと見てきた選手たちと一緒に写真を撮ったり、一緒にその舞台に立ったりした。あの瞬間は僕の中で永遠に生き続けるものだし、感謝している」
ポールは偉大な選手たちのプレーを見て育ち、リーグを代表するポイントガードへと成長した。そして、今ではそのポールにあこがれてバスケットをしている子供たちも多く、その中から新たなスター選手がどれだけ誕生するか楽しみだ。
また、ポール自身としては、新シーズンでキャリア初となるNBA優勝を成し遂げることができるか。彼のこれからのバスケットキャリアからもまだまだ目が離せない。