ベテランながら『新参者』と感じていたジェレブコ、正真正銘ウォリアーズの一員に

2018/10/23
NBA&海外
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ジョナス・ジェレブコ

写真=Getty Images

ジャズにリベンジを果たした仲間を全員で祝福

10月19日にソルトレイクシティーで行なわれたジャズ戦で決勝ティップショットを決めたジョナス・ジェレブコは、ウォリアーズのチームメート全員から熱烈な祝福を受けた。ヘッドコーチのスティーブ・カーからも「これで本当の意味でチームの一員だ」と称えられた。

トレーニングキャンプからチームに合流したジェレブコは、徐々にチームメートと打ち解けていったが、ジャズ戦までは2連覇中のチームで、31歳にして『新参者』という感覚を持っていた。

昨シーズンはジャズで限定的な役割ながらもローテーションの一角として重用され、3試合以上に出場した選手の中ではチーム2位の3ポイントシュート成功率(41.4%)を残したが、今年の7月に解雇されている。ポジションが重なるデリック・フェイバーズ、ジェイ・クラウダー、タボ・セフォローシャの存在もあるが、サラリーキャップに空きを作るための決断だった。

ジャズから解雇を通告されてから数時間後、ジェレブコはウォリアーズのボブ・マイヤーズGMから連絡を受け、ベテラン最低保証額での1年契約を打診された。ジャズ時代よりも幅広い役割をチャンピオンチームでこなすことに関心を持ったジェレブコは、移籍を決断。ただ、ウォリアーズのほどの選手層を誇るチームでは、より厳しい競争に勝たなければならない。『San Francisco Chronicle』によれば、カーも初めてジェレブコと電話で話した際、「30分プレーさせる試合があっても、次の試合ではベンチを温めるようになるかもしれない」と伝えている。

サンダーとの開幕戦では6分しかプレータイムを与えられず無得点に終わったが、その3日後のジャズ戦では24分出場し、決勝点を含む10得点6リバウンドを記録。それでも続くナゲッツ戦ではプレータイムは11分に減った。これからも定期的にチャンスを与えられるとは限らないが、それでもジェレブコは、ウォリアーズ移籍という判断が正しかったと思っている。

ウォリアーズ内の雰囲気の良さを実感しているジェレブコは、ジャズ戦を終えてこう語る。

「決勝点を決めた後、チームのみんながすごく喜んでくれた。みんなが打ち解けやすい環境を作ってくれているし、僕がやりやすいようにしてくれているんだ」

「チームメートにも、『今日は絶対に勝ちたい』と話していたんだ。同じ話を10回以上したかもしれない。今日はみんなが自分の活躍を期待してくれていたように感じられた。今日のような形で試合を終えられて、チームのみんながあそこまでサポートしてくれるなんて、特別な瞬間だった」

仲間の気持ちを汲み、全員で一喜一憂できる部分も、王者の強みなのかもしれない。