欧州に戻ったビエリツァの穴埋めに成功
ウォリアーズがフリーエージェントのジャマイカル・グリーンを獲得したと、『The Athletic』が報じた。今オフ、グリーンはドラフト当日のトレードでナゲッツからサンダーに移籍したが、今回バイアウトで合意に達し、ウォリアーズに加入する模様だ。
現在32歳のグリーンは203cmとサイズこそないが、身体を張ったタフなディフェンスに定評のあるパワーフォワードだ。過去2シーズンはナゲッツに在籍し、昨シーズンは67試合に出場して、平均6.4得点、4.2リバウンドを記録している。スタッツに残らない貢献に関する評価も高いハードワーカーは、これまでグリズリーズ、クリッパーズ、ナゲッツとプレーオフ出場チームを渡り歩いており、通算49試合出場とポストシーズンの経験も豊富だ。
ウォリアーズのインサイド陣といえば、生え抜きセンターのケボン・ルーニーと今オフに3年2550万ドル(約27億3700万円)の契約延長で合意したばかり。ベンチメンバーのネマニャ・ビエリツァ(昨シーズンは平均6.1得点、4.1リバウンドを記録)はトルコのフェネルバフチェ・ベコと契約し欧州に戻ったが、今回のグリーン獲得でその穴埋めに成功した。また、昨シーズン全休した2020年ドラフト全体2位のジェームズ・ワイズマンは、サマーリーグで実戦復帰を果たすなど順調に回復している。ワイズマンが新シーズンで起用可能となれば、グリーン加入と合わせゴール下は戦力強化に成功したと評価できる。