ジャズの新たなページを作る、現役最年少ヘッドコーチのウィル・ハーディ「僕にとって最も重要なのはタフネス、自己犠牲、情熱」

ジャズの新たなページを作る、現役最年少ヘッドコーチのウィル・ハーディ「僕にとって最も重要なのはタフネス、自己犠牲、情熱」

2022/07/07 17:08
ウィル・ハーディ

13年前の大学時代にジャズでインターンシップを行った過去

ジャズは昨シーズンのプレーオフ初戦敗退を受け、8年間に渡って指揮を執っていたクイン・スナイダーがチームを去ると抜本的なチーム改革に乗り出した。昨年12月、18年に渡ってセルティックスで敏腕の強化担当として活躍していたダニー・エインジが、バスケットボール部門CEOに就任。セルティックスで大型トレードを積極的に行ってきたエインジの下、チームはルディ・ゴベアを4つのドラフト1巡目指名権に5選手との交換トレードでティンバーウルブスに放出と、早速仕掛けている。

そして、注目の新ヘッドコーチに指名したのが現役では最年少となる34歳のウィル・ハーディだった。これまでスパーズで6シーズン、昨シーズンはセルティックスでアシスタントコーチを務めるなど、スパーズの指揮官グレッグ・ポポビッチの後継者候補とも言われていた新鋭だ。

ジャズのヘッドコーチ候補には前レイカーズのフランク・ボーゲル、前トレイルブレイザーズのテリー・ストッツなど経験豊富な指揮官の名前も挙がっていが、選んだのは最も若いハーディだ。エインジは「彼は34歳だけど、34歳とは感じさせない。私たちは年齢について気にしていない。彼はとても成熟していて、準備はしっかりできている」と、若さから来る経験不足を心配していない。そしてハーディの魅力をこう語る。「ウィルは存在感、自信、知識、バスケットボールに関する洞察力を備え、人間関係を構築する高い能力を持っている」

ちなみにハーディは大学生だった2009年夏、ジャズで8週間に渡ってインターンシップを行っていた。しかも、それはバスケットボール部門ではなくビジネス部門での経験だった。13年前には誰も想像すらしなかったであろう形で古巣復帰を果たしたハーディは、自身の重視する哲学を次のように語っている。

「タフネス、自己犠牲、情熱が私にとって最も重要な3つの要素です。私たちのグループには強い競争心、逆境を克服する力を身につけてほしい。個人よりもチームの方が大きな存在であると認識し、全員が自分の快適なエリアから少し外に出て前進していかないといけない」

セルティックスでフロントとして確かな実績を残したエインジが選んだ若き指揮官が、どんなチームを作り上げていくのか。新時代を迎えるジャズの進む道を注目しているファンは多い。

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