ダリアス・ガーランド

昨シーズンは主要スタッツすべてでキャリアハイを更新

現地7月2日、ダリアス・ガーランドがキャバリアーズと5年最大2億3100万ドル(約311億8500万円)でのマックス契約に合意したと『ESPN』が報じた。

今回の延長契約はルーキー契約指定上限があるため、現状では5年1億9300万ドル(約260億5500万円)となっている。もし、ガーランドが2022-23シーズンにオールNBAチーム入りを果たせば、総額2億3100万ドルになる契約で、これはキャブズのフランチャイズ史上最大になるという。

現在22歳のガーランドは2019年ドラフト全体5位指名でキャブズに加入。ルーキーシーズンから先発を任され、キャリア3年目となる昨シーズンに大きな飛躍を遂げた。キャブズは昨シーズン開幕前に平均24.3得点を挙げていたコリン・セクストンがケガで離脱し、見事なゲームメークを見せていたベテランのリッキー・ルビオまでも負傷離脱する事態に陥った。そんな中、ガーランドは常にどこかで生まれる高さのミスマッチを見逃さず、インサイドにポジションを取ったチームメートにボールを供給するなど高いゲームメーク力を発揮し、得点とアシストでチームハイを記録してキャブズを牽引した。

昨シーズンは出場した68試合すべてに先発し、平均21.7得点、8.6アシスト、3.3リバウンド、1.3スティールと主要スタッツすべてでキャリアハイを更新するパフォーマンスで、プレーイン・トーナメント進出の立役者となった。また、キャリア初のオールスターに選出され、受賞は逃したものの2021-22シーズンのMIPファイナリストに選出された。

オールスターセンターのジャレット・アレンやオールルーキーファーストチームに選出された2年目のエバン・モブリー、そしてガーランドを中心に、今後のキャブズがどんなバスケを見せてくれるのか楽しみだ。