現役選手で優勝4回を成し遂げているのは5人のみ
ウォリアーズのドレイモンド・グリーンは、セルティックスとの2022 NBAファイナルを制し、キャリア4回目の優勝を成し遂げた。
2015、2017、2018年に続いてNBAの頂点に立った彼は、その喜びを現役トップ選手の一人、レブロン・ジェームズと共有したことを、自身のポッドキャストで明らかにした。グリーンとレブロンの共通点は、キャリアの優勝回数だ。グリーンは「先日、ブロン(レブロンの愛称)と電話で話をした。彼に『3回目と4回目はまるで違うよね』と伝えたら、彼も『そうだよな。本当にクレージーだ』と言っていたよ」と語った。
現役選手で優勝4回を成し遂げているのはグリーン、レブロン、ステフィン・カリー、クレイ・トンプソン、アンドレ・イグダーラしかいない。レブロンが3チーム(ヒート、キャバリアーズ、レイカーズ)で優勝4回を成し遂げたのも偉業だが、1年目から所属する球団で4度も優勝に貢献したグリーン、カリー、トンプソンのトリオの功績も特筆に値する。
ウォリアーズは、ラプターズに敗れた2019年のファイナルでトンプソンが膝の前十字靭帯を断裂する重傷を負い、彼はそれから2年半も戦列を離れた。同じファイナルでアキレス腱を断裂したケビン・デュラントも同年の夏に退団し、翌シーズンからはカリー、グリーンのケガも続いた。それでもあきらめず、3年がかりでロスターを再編成し、再び優勝できるチームに成長した。
グリーンは「3回目の優勝より、4回目の優勝後に自分達が特別なグループに属するようになったと感じている。これは本当にレアなことだからね」と言う。「だからこそ、4回目の優勝が決まった瞬間は、何も考えられなかった。3回目と4回目の優勝の間にある大きな違いについて、みんなで話していた。(優勝)リングを4つも持っている選手たちを心から尊敬する」