クレイ・トンプソン

2桁のリードからの逆転負けは「非常に稀なこと」

3年ぶりにNBAファイナル進出を果たしたウォリアーズは、ホームで行われたセルティックスとのシリーズ第1戦に108-120で敗れた。

まだシリーズは始まったばかりで焦る状況ではないものの、2014-15シーズンから5シーズン続けてファイナリストになったウォリアーズが、出場した直近6度のファイナルで第1戦を落としたのは、ラプターズに敗れた2019年と今回しかない。

第1戦後、この点を指摘されたクレイ・トンプソンは、3年前のファイナルを振り返って「気持ちを切り替えるだけ。またすぐに試合があるのだから、この結果を引きずる必要なんてない」と答えた。「今日の試合映像を見たけど改善点は多い。至ってシンプルで、第2戦ではチームも、自分も、今日より良いプレーをする」

そしてトンプソンは、敗因を「ターンオーバー」と分析している。「ターンオーバーで相手に良い形でシュートを許して、勢いを与えてしまった。どのバスケットボール選手に聞いても、3ポイントシュートを良い形で打てれば、何もかもがイージーに思えてくると答えるさ。日曜の試合で守備に集中できるか、そして相手に楽にやらせないようにできるかは自分達次第」

「パニックを起こす必要はない」とも語ったトンプソンは、ウォリアーズが第3クォーター中にリードを15点(87-72)に広げていた展開から逆転された流れを「非常に稀なこと」と言った。「これからも攻守両面でお互いを信じてやっていくだけ。一丸となってやらないといけないし、ボールを動かして、オープンな選手を見つけないといけない。15点差からの逆転負けは辛い。でも、これはウチにとって非常に稀なこと」

「それでも、これですでてが終わるわけではない。気持ちを切り替えて、日曜の試合では今日よりも良いプレーをする」