マーカス・スマート

プレーメークに回ったジェイソン・テイタムを称賛「準備万端だった」

現地6月2日に行われたNBAファイナル第1戦は、セルティックスが第4クォーターに逆転してシリーズ初戦を制した。

敵地での難しい一戦だったにもかかわらず、セルティックスは第4クォーターに12本中9本の3ポイントシュートを成功させて40-16と圧倒し逆転勝利を収めた。この要因を聞かれたマーカス・スマートは「シーズンを通してやってきたことを信じている」と答えた。

「この試合だけじゃなくて、シーズンを通して劣勢な状況を背負った試合は経験してきた。ウチはゲームプランを持って試合に臨んでいる。それを信じて、自分たちの力を信じてやっている。それを続けただけさ。見てもらったように、チームの全員が勢いに乗って、自分たちのプレーができた」

この試合では、エースのジェイソン・テイタムがウォリアーズのマークに苦しみ、フィールドゴール17本中3本成功の12得点に抑えられた。しかし、テイタムはボールを動かしてプレーメークに回り、13アシストを記録して勝利に貢献した。

スマートは、テイタムのプレーについて「ウチはこのステージにたどり着くまで、対戦相手がジェイソンに全力を注いでくるような場面を想定して準備していた」と語った。「そうなった場合、普段とは異なる形でプレーを決めないといけないし、違う形で影響を与えないといけなくなる。今日の試合で、彼は13アシストを記録したんだ。チームとしてずっと取り組んできたことだし、彼も準備万端だった」

「ウチにとって重要なのは、彼が自信を保つこと。それに、もし相手が素晴らしい形で彼への対策を実行できたとしても、彼には彼のままでいてもらって、僕たちが彼を支えることも大事。ジェイソンを支えて、流れに乗せるのも僕たちの仕事だからね」

セルティックスは、プレーオフが開幕してから現在まで、試合によってチームのパフォーマンスに波があった。ファイナル第2戦からの戦いについて聞かれたスマートは「今日の試合映像を見てみないといけない」としつつ、「チームとして正しいプレーができた場面にフォーカスを当てる。気落ちしてもいけないし、楽観してもいけない」と語った。

「今日の試合に関して言えば、浮かれてはいけない。良いプレーができたけど、次の試合でも今日と同じエネルギーが必要だ。それは全員が理解している」