ホーフォード「僕らにとって重要なのはディフェンスを続けること」
現地5月25日に行われたヒートvsセルティックスのプレーオフ東カンファレンスファイナル第5戦は、互いに100点を下回る壮絶な守り合いの末、セルティックスが93-80で勝利した。これで対戦成績を3勝2敗とし、ファイナル進出に王手をかけた。
37-42とビハインドを背負って前半を終えたセルティックスだったが、ディフェンスの強度を保ったまま、9得点を挙げたジェイソン・テイタムを筆頭に出場した7人全員が得点を挙げるなど、32-16のビッグクォーターを作り一気に逆転した。最終クォーターに入ってもセルティックスの猛攻は続き、ジェイレン・ブラウンが3本の3ポイントシュートを沈めて14-2と走り、開始3分半で23点までリードを広げて試合を早々に決めた。
セルティックスはブラウンがチームハイの25得点を挙げ、テイタムが22得点12リバウンド9アシストとトリプル・ダブル級の活躍を見せた。また、シュートが決まらず苦戦を強いられた前半に、デリック・ホワイトが11得点3アシストを記録したことも、後半の逆転劇に繋がった。
一方のヒートはバム・アデバヨがチームハイの18得点を挙げたものの、ジミー・バトラーがフィールドゴール成功率22.2%の13得点に抑えられ、マックス・ストゥルースが7本の3ポイントシュートをすべて外しフリースローのみの4得点、カイル・ラウリーが6本すべてのフィールドゴール失敗で無得点に終わるなど、スターターが誰も2桁得点を挙げることなく完敗した第4戦と同様に、先発メンバーの得点が伸びなかった。
テイタム、ブラウンに次ぎ約40分間コートに立ち続け、16得点7リバウンド5アシスト2ブロックと攻守に高いパフォーマンスを見せたアル・ホーフォードはこのように試合を振り返った。「前半はシュートが決まらず、ターンオーバーも多くてタフだった。でも僕らにとって重要なのはディフェンスを続けることと、オフェンスで自分たちのプレーをすることだった。最終的にそれを体現できて、上手くいったよ」
セルティックスの指揮官、イメイ・ユドカもディフェンスでの勝利を強調した。「我々のディフェンスは精神的なストレスや歪みをいくつものチームに与えてきたと思う。それが機能したことでプレーオフを勝ち進んできたんだ」