フレイグラントファウルの累積ポイントを気にせざるを得ない状況に
ウォリアーズは敵地で行われたグリズリーズとのプレーオフカンファレンスセミファイナル第1戦に117-116で勝利し、シリーズを優位に進めている。
この試合の第2クォーター終了間際には、ゴール下でレイアップを狙ったブランドン・クラークの胸ぐらをつかんで倒してしまい、ドレイモンド・グリーンがフレイグラントファウル2をコールされて途中退場となった。
グリーンやウォリアーズはこのコールが正しくなく、フレイグラント1に変更されることを望んでいたが、NBAは適切なコールだったと判断しフレイグラントファウル2がダウングレードされることはなかった。
グリーンが「最も心配しているのはフレイグラントファウルポイントが2になったということ。僕は累積フレイグラントファウルポイントにより退場してきた」と語ったように、2016年のファイナルでは累積フレイグラントファウルポイントにより第5戦に出場できず、キャバリアーズに史上初となる1勝3敗からの逆転負けを喫した苦い過去がある。
フレイグラントファウルの累積が4ポイントになると、その選手は次の試合に出場することができないため、グリーンはフレイグラントファウル2を一度、もしくはフレイグラントファウル1をニ度コールされると、1試合の出場停止となってしまう。グリーンは今後、フレイグラントファウルのことを頭の片隅に入れながらプレーせざるを得ないが、それでもプレースタイルを変更するつもりはないという。
「バスケットボールのやり方を変えるつもりはない。それが僕をここまで導いてきた。3度の優勝に4度のオールスター、最優秀守備選手賞も獲得した。これからも変えるつもりはない」
グリーンはウォリアーズの攻守の要であり、特にスモールラインナップを敷く時間帯でのディフェンスでの貢献度は計り知れない。グリーンがプレースタイルを変更し、インテンシティが下がってしまえば、ウォリアーズの守備は崩壊しかねない。第2戦以降はグリーンのプレー強度とともに、ファウルコールにも注目が集まる。