「82試合にフル出場するために必要なことは何でもする」
ブルズのロンゾ・ボールはシーズン途中に左膝の半月板を損傷し、1月に手術を受けた。当初は6~8週間の離脱とされていたが、思うようにリハビリは進まず、結局プレーオフには間に合わなかった。
ロンゾはプレーオフに出場できず、チームもファーストラウンドで敗退し、素直に悔しいと語った。「今シーズンの僕らには、多くの可能性があったように思う。多くの目標があったけど、主に健康上の問題で達成できなかったと思う。過去は変えられないし、すべての出来事には理由がある。今は前に進んで来シーズンに備えるしかない」
プレーオフが始まる前は自分の感情に折り合いをつけ、チームのサポートに集中するようにしたという。それでも、ファーストラウンドが進み、チームの敗退ムードが漂い始めると、自分が出場できていればと想像せずにはいられなくなった。「僕らのディフェンスはペイントに詰め込んでくいるような感じで、みんなに負荷をかけているように感じた。自分のシュートはチームの助けになると思ったしね」
今シーズンのロンゾは出場した35試合にすべて先発し、平均13.0得点、5.4リバウンド、6.1アシストを記録。シュートフォームを改善し、3ポイントシュート成功率はキャリアハイの42.3%まで向上した。持ち味のディフェンス力に加え、プレーメーカーとして高い能力を持つロンゾがいれば、ファーストラウンドが違った結果になった可能性もある。
気になる膝の状態に関してはまだ痛みがあり、新たな専門医の意見を聞く予定だという。そして、再び手術が必要になったとしても、完全復帰を目指すロンゾは手術も辞さない覚悟だ。「まだ痛みがある。もう1度手術は受けたくないけど、それが必要なことなら選択の余地はない。来シーズン、82試合にフル出場するために必要なことは何でもする。それが、この夏の僕の最優先事項だ」