B.LEAGUE#LIVE2021

来週で終演を迎えるB.LEAGUE#LIVE2021ダブドリリーグ。わずか5週間で争われているが、今週もいろいろなドラマがあった。最終週に向けて今週のダブドリリーグ全体を振り返っていく。

見どころ満載の接戦を制したのは大柴壮平

大柴壮平vsしんたろうの対戦は接戦の末に7勝6敗1引き分けで大柴がしんたろうに勝利した。しんたろうは、先週大活躍だったチェハーレス・タプスコット(茨城ロボッツ)の土曜12得点、日曜欠場が大誤算。代わって獲得したジョシュ・ホーキンソン(信州ブレイブウォリアーズ)も水曜7得点、5リバウンドとシーズン平均を下回るスタッツだった。ただし、チームはアシストを量産。河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)の土曜14アシストは目を見張るものがあるが、インサイドプレーヤーも含めた他の選手もコンスタントにアシストをして、最終的に120までアシストを積み上げた。

一方の大柴は、マイケル・パーカー(群馬クレインサンダーズ)、ジョシュ・スコット(宇都宮ブレックス)、ショーン・オマラ(滋賀レイクスターズ)、ジャック・クーリー(琉球ゴールデンキングス)のインサイドプレーヤーのリバウンドスタッツが光る。どの選手もシーズン平均並みに安定的にリバウンドを獲得して、リバウンドスタッツを量産した。

3FGMを取ったしんたろうがFGMは落としたものの、PTSも取った。2ポイントは大柴、3ポイントはしんたろう。OR、TRといったリバウンド部門は大柴、AST、A/TOといったアシスト部門はしんたろう。とお互いのストロングポイントがはっきり出た対戦になったが、僅差で大柴に軍配が上がった。

得点&リバウンド量産で勝利したズボン

ズボンvs大西玲央の対戦は、9勝5敗で、ズボンが大西玲央に勝利した。大西は、ジョーダン・ハミルトンが水曜14得点、16リバウンド、17アシストでトリプル・ダブルを達成。日曜はロスターの選手のほとんどが2桁得点とチーム力の高さを見せた。得点だけなく、驚異的なパフォーマンスだったのがマイルズ・ヘソン(佐賀バルーナーズ)。元々シーズン平均2.2スティールする選手ではあるが、日曜5スティール、水曜5スティールと平均以上の活躍を見せた。

一方、ズボンはトータル526得点で、FT%以外の得点項目は全て取ることができた。大大大活躍してくれたのが、平尾充庸(茨城ロボッツ)。土曜16得点、日曜34得点、水曜21得点で3試合平均23.7得点とシーズン平均11.5得点を大きく上回る活躍。それに加えて、ショーン・ロング(レバンガ北海道)とセバスチャン・サイズ(アルバルク東京)の2人でTR100とチームの半数以上のリバウンドを取ってくれたのが、勝利に繋がった。

いよいよ優勝チームが決定!次週の展望

今週の結果を受けての順位は、
1位 大柴壮平
2位 ズボン(0.5)
3位 大西玲央(2.5)
4位 しんたろう(3.5)
5位 渚紗(2.5)
6位 比留木謙司(3.0)
7位 太田敦也(16.0)
8位 新岡潤(1.0)
*()内はゲーム差
そして、対戦カードは、大柴vsズボン、大西vs渚紗、しんたろうvs比留木、太田vs新岡となっている。

図らずも現在1位の大柴と2位のズボンの直接対決となった。どちらかが大勝すれば、その時点で大勝したチームがシーズン優勝となるが、仮に大柴vsズボンが接戦で終わった場合、大西やしんたろうが大勝すれば、逆転優勝という可能性も残っている。最後まで分からない展開となったダブドリリーグに是非注目してもらいたい。