「インテンシティとコミュニケーションは、いつだってコントロールできる」
現地4月23日に行われたプレーオフファーストラウンド、マーベリックスvsジャズの第4戦は、ルディ・ゴベアが第4クォーター残り11秒に決めたアリウープが決勝点となり、ジャズが100-99で勝利した。
前半は12得点を記録したジョーダン・クラークソンを主体に攻めたジャズがリードを広げたが、マブスも第3クォーターに10本中8本の3ポイントシュートを成功させて逆転するオフェンシブな展開となった中、第4クォーターは一転してジャズの堅守が光った。
第4クォーター開始から約3分半もスコアが動かず、その後も取られたら取り返すというスリリングな攻防が続いた中、先に抜け出したのはマブスだった。残り1分半を切り、この試合で復帰したルカ・ドンチッチがジャンプシュートと3ポイントシュートを続けて成功させてマブスが99-95にリードを広げる。対するジャズは、ミッチェルが残り31秒にドンチッチのファウルを誘いながらレイアップをねじ込み、獲得したフリースロー1本も成功させる3点プレーで1点差に迫る。
マブスのドワイト・パウエルが2本のフリースローを外して迎えた残り11秒、ジャズはミッチェルのロブパスをゴベアがアリウープでフィニッシュさせて100-99と逆転。マブスは最後のポゼッションでドンチッチにすべてを託したが、マイク・コンリーとボーヤン・ボグダノビッチに囲まれたドンチッチは右ウィングにいたスペンサー・ディンウィディーへのパスを選択した。だが、ディンウィディーの3ポイントシュートは短く、ホームのジャズが1点のリードを守りきった。
決勝点を決めたゴベアは、第4クォーターの失点をわずか18、マブスのフィールドゴール成功率を33%に抑えたディフェンスについて「僕たちが求めている形」と試合後の会見で語った。「これがウチの形。毎試合での毎分毎秒、今日のように高いインテンシティでやらないといけない。チームのシュート、オフェンスに関しては心配していない。それは自然についてくるもの。インテンシティとコミュニケーションは、いつだって自分たちでコントロールできる。これらのことができて、他のことも機能するんだ」
シリーズ戦績を2勝2敗のイーブンに戻したジャズは、ミッチェルが23得点6リバウンド7アシスト、クラークソンがベンチから25得点、ゴベアが17得点15リバウンドを記録した。
復帰戦で30得点10リバウンド4アシストだったドンチッチは「疲れたけど、復帰できてうれしい」とコメントするも「チームのプレーを実行できなかった」と悔しがった。