忘れないチームメートへの感謝「仲間の存在がなかったら何もできない」
現地4月21日に行われたプレーオフファーストラウンド、マーベリックスvsジャズの第3戦は、ジェイレン・ブランソンが31得点5アシスト、スペンサー・ディンウィディーが20得点を記録し、マブスが126-118で勝利した。
負傷によりルカ・ドンチッチが3試合続けて欠場したマブスは、第2戦でキャリアハイの41得点をマークしたブランソンが前半にジャズのロイス・オニールとの接触で腰を痛めてロッカールームに下がるアクシデントに見舞われた。しかし、ブランソンは治療を受けて後半からコートに戻ると、2試合連続の30得点超えで勝利に貢献した。
ロッカールームで治療を受けていた際にブランソンは、敵地でハードにプレーするチームメートの姿を目にし、痛みを抱えたままプレーすることを決めたという。「みんなが一生懸命にやっていたのを見て、自分にできることをやらないといけないと思った」と、ブランソンは試合後の会見で語った。
第2戦でターンオーバー0だったブランソンは、第3戦でもわずか1ターンオーバーとミスが少なかった。この要因を聞かれた彼は「チームメートのおかげ」と答えた。「仲間の存在がなかったら何もできない。ウチのチームメートは本当に素晴らしい選手ばかり。みんな勇敢な戦士だ。みんなのおかげで僕も成功を収められている。だから本当に感謝している」
マブスは、マキシ・クレーバー(17得点)、ジョシュ・グリーン(12得点)、ダービスダービス・ベルターンス(15得点)だけで44得点を記録するなど、このシリーズではセカンドユニットもドンチッチ不在の穴を埋めている。
ベルターンスは「お互いを信頼することが大事」と言う。「オープンな状態でシュートを打てる選手がいれば、ウチはみんながハッピー。そしてお互いの力を信じている」
ヘッドコーチのジェイソン・キッドは、シリーズ3試合を終えて2勝1敗でリードしているにもかかわらず、現状に全く満足していない。「選手たちには、『まだ何も成し遂げていないぞ』と伝えた」とキッドは語った。「相手はウチのホームで勝っていて、今日は我々が彼らのホームで1勝できた。今日の試合のことは忘れて、次の試合で改善できる部分を把握しないといけない」