渡邊雄太

プレーオフキャリアハイの38得点を記録したマクシーを止められず

現地4月16日、NBAプレーオフが開幕。セブンティシクサーズとのファーストラウンド第1戦でラプターズの渡邊雄太が初めてプレーオフの舞台に立った。

102-124と大量ビハインドを背負った最終クォーター残り5分27秒、渡邊に出番が回ってきた。勝敗はすでに決していたが、渡邊は集中力を保ち、持ち前のディフェンス力を披露した。この大一番でプレーオフキャリアハイの38得点を挙げたタイリース・マクシーとマッチアップするシーンが何度か見られたが、渡邊は抜かさず打たさずの絶妙な間合いで守り、ステップバックの3ポイントシュートを打たせて、マクシーの得点を防いだ。

また、オフェンスでは攻め手を欠いた際に積極的にアタックし、フェイダウェイシュートを放った。このシュートは外れたが、残り1分21秒にはダラーノ・バントンのドライブに合わせて、ゴール下でイージーシュートを決め、プレーオフ初得点を記録した。

試合はゲームハイの38得点を挙げたマクシーを筆頭にトバイアス・ハリスが26得点、ジェームズ・ハーデンが22得点14アシスト、ジョエル・エンビードが19得点14アシストを記録したシクサーズが131-111で勝利した。

ラプターズはパスカル・シアカムが24得点7アシスト3ブロックと気を吐き、OG・アヌノビーも20得点を挙げたが、前半で背負った18点のビハインドを覆すことができなかった。