「スーパースターと対戦する時はいつも特別なモチベーションになるんだ」
現地4月3日、マーベリックスが敵地に乗り込みバックスと対戦した。バックスは前節のクリッパーズ戦で欠場したヤニス・アデトクンボ、クリス・ミドルトン、ドリュー・ホリデーの3人が揃い踏みと『ガチンコモード』だったが、ルカ・ドンチッチが32得点、シーズンハイの15アシスト、8リバウンドとトリプル・ダブル級の活躍を見せたマブスが118-112で勝利した。
ドンチッチはバックスとのキャリア6試合で平均26.8得点、11.3アシスト、9.2リバウンドを記録し、トリプル・ダブルを3度達成している。この数字を見れば相性が良いことが分かるが、ヤニス・アデトクンボのようなスーパースターとの対戦時は一段とやる気が出るとドンチッチは言う。「彼はチャンピオンで、2度シーズンMVPに輝いている。彼のようなスーパースターと対戦する時はいつも特別なモチベーションになるんだ」
最終クォーター開始2分で逆転を許したマブスだったが、ドンチッチがステップバックスリーを沈めてすぐに逆転。さらにドンチッチはフリースローを2投成功させ、ドリアン・フィニー・スミスの3ポイントシュートをお膳立てし8-0のランで主導権を握った。残り6分6秒に3点差に詰められたシーンもあったが、直後にドワイト・パウエルが3点プレーをお返し。それ以降、最後まで5点差以上のリードを保ち、マブスが勝利した。
15得点を挙げた先発ガードのジェイレン・ブランソンは「彼は相手がどんなディフェンスをしてこようと対応できる」と話し、最終クォーターに11得点3アシストを固めたドンチッチを称えた。
一方、敗れたバックスはさらにセブンティシクサーズとゲーム差ナシの東カンファレンス3位へと後退。2位セルティックスを含めた3チームが0.5ゲーム以内でひしめき合っている。チームハイの28得点に加え、10リバウンド2アシスト2スティールを記録したアデトクンボは敵ながらもドンチッチを称賛した。「彼はリーグで最も才能のある選手の一人であり、おそらくこのゲームの中でもそうだった。僕たちはタフなプレーをさせようとしたけど、彼は良いプレーをした」
すでにプレーオフ進出を確定させているマブスだが、ウォリアーズを1ゲーム差で追っているため、3位でのプレーオフ進出の可能性も十分にある。