レブロン・ジェームズ

盟友ラブ越しの『ポスターダンク』を後悔「お願いだからどいてくれと思った」

現地3月21日に行われたレイカーズvsキャバリアーズの一戦は、レブロン・ジェームズが故郷クリーブランドでの試合でトリプル・ダブル(38得点11リバウンド12アシスト)の大活躍を見せ、レイカーズが131-120で勝利した。

クリーブランドのファンは、過去2度の在籍で11年キャブズに所属したレブロンを温かく迎えた。選手紹介の時に大歓声でレブロンを歓迎したファンは、第1クォーターのタイムアウトの際にも、19日のウィザーズ戦でカール・マローン(36928点)を抜いてレギュラーシーズンの通算得点で歴代2位に浮上したレブロンの偉業を祝福した。

レブロンは試合後のインタビューで「地元に戻ってプレーできるのはいつだって特別なこと。11年もの素晴らしい月日を過ごせたし、ファンや家族、友人の前でプレーできるのは特別なことだよ」とコメントした。

レブロンはキャブズとの試合で17勝1敗、そして平均29.6得点という圧倒的なスタッツを残している。この試合のハイライトは、第2クォーターに見られた『ポスターダンク』だった。パスを受けたレブロンは一直線にゴールにアタックし、キャブズ時代のチームメートだったケビン・ラブ越しに強烈なワンハンドダンクでフィニッシュした。

このプレーについて聞かれたレブロンは「あの瞬間、『ケブ、お願いだからどいてくれ!』と思った」と話し、「バウンスパスを受けるまで目の前に誰がいるか分からなかった。彼は兄弟のような友人だし、あのポジションにいてもらいたくなかった」と語った。「彼の結婚式に招待してもらえるといいんだけどね。今日のダンクは、僕にとってのベストダンク集の中から排除したい。K・ラブ、愛しているよ。あのダンクでの2点は差し引きたいくらい。それでもウチが9点差で勝利できたんだからね」

足の負傷で2月中旬から離脱しているアンソニー・デイビスの復帰時期は未定だが、レイカーズの試合内容は徐々に改善されつつある。この日はベンチからDJ・オーガスティンが6本すべての3ポイントシュートを含むフィールドゴール7本中7本成功の20得点、同じくセカンドユニットのスタンリー・ジョンソンも第4クォーターだけで12得点を記録して勝利に貢献するなど、サポーティングキャストの活躍も目立った。

レブロンは「僕はシューターとのプレーで生きる。DJはシューターで、要所で大きなシュートを決められる選手。僕がボールを保持している時、もし彼がオープンならパスを出す。今日の彼は完璧だった」と語った。