『INSIDE AKATSUKI』は、日本代表スタッフが収録した、バスケットボール日本代表の選手たちの『ありのままの姿』を見ることができる映像コンテンツ。合宿からワールドカップ予選Window2の2試合まで密着を続けてきた今シリーズもついに最終回。日本はチャイニーズ・タイペイに76-71で勝利し、オーストラリアには64-80で敗れた。

キャプテンの富樫勇樹は「前回よりは結果としてもやりたいバスケットボールを多くの時間帯で出せたと思う」と一定の手応えを感じつつも、「もちろん課題はたくさんある。来年すぐにワールドカップが来てしまうので、時間がない中で完成度を高めていきたい」と語り、先を見据えた。

チャイニーズ・タイペイ戦で27得点を挙げ、勝利の立役者となった西田優大は「気づいたら点を取っていたという感じ」と、自身のパフォーマンスを振り返った。「本当に当たっているなと自分でも思ったし、それを分かっていた勇樹さんがボールを集めてくれたので、そこでちゃんと仕事ができて良かったです」

佐藤卓磨は『3&D』として大きな結果を残したが「まだまだ足りないことだらけ」と語った。それでも、自分の現在地を知ることでさらに代表への思いが強くなったようだ。「現時点での自分のできること、できないことが分かった。トム(ホーバス)さんはコミュニケーションを取ってくれるので、また日本代表に呼んでもらえるように、Bリーグの試合で頑張っていきたいと思います」

谷口大智はムードメーカーとしての地位を築き、試合でも多くのプレータイムを与えられるなど、代表定着へ確かな一歩を踏みだした。谷口は言う。「初めての代表で、初めてのメンバーで、初めてのスタメンでプレータイムももらえて、初めてのことが多かったです。31歳でも学ぶことが多いんだなってすごく感じた半面、オーストラリア戦で自分の仕事ができなかった悔しさを感じました」

ホーバスコーチは「今回の選手たちは期待以上にエネルギーも高く努力がすごかった。ポジティブな感じで選手たちに感謝しています」と、今回のチームを総括した。また、パリオリンピックに出場することを目標に掲げたが「まだ渡邊雄太や八村塁と練習をしていない。彼らが合流したらチームが進む道もより分かると思う。今いるメンバーでのチーム作りは良い感じで進んでいます」と語った。

そして最後は「絶対に応援に応えられるように選手、スタッフも頑張ります」と、力強いメッセージをファンに投げかけた。これからも日本代表、ならびに『INSIDE AKATSUKI』の活躍に期待したい。

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