『INSIDE AKATSUKI』は、日本代表スタッフが収録した、バスケットボール日本代表の選手たちの『ありのままの姿』を見ることができる映像コンテンツ。今シリーズでは、ワールドカップアジア地区予選のWindow2に向け強化合宿をスタートさせた男子日本代表候補の裏側を連日伝えていく。

トム・ホーバス体制下で代表初招集となった谷口大智が早くもオープニングで登場。『INSIDE AKATSUKI』を見ていたという谷口は「普段見ている側なんですけど、まさか映れるとは思っていなかったのでうれしい。僕も和気あいあいとしたい」と本音を語った。また、ホーバスコーチから「緊張しているかもしれないけど持ち味のシュートを迷わず打ってくれ」とのアドバイスを受け、その一言によって緊張がほぐれたという。

ハーフコートシュート対決を行っていたのは佐藤卓磨、斎藤拓実、今村佳太、シェーファー・アヴィ幸樹、西田優大の5人。ロングシュートを決めた佐藤は「たいしたことなかったな」と得意気。そして、手応えのあったシュートが惜しくもリングに弾かれた今村が最下位となった。その今村は「前回の合宿では遠慮してしまった部分があったので、自分のプレーをアグレッシブにアピールして代表になれるような合宿にしたい」と意気込んだ。

練習前、ホーバスコーチは「自分のチームのルールは忘れてください。全員がシュートを打って全員が得点を狙いに行く。ディフェンスやリバウンドを全員でやるのは当たり前」と伝え、代表のスタイルだけに集中するよう選手たちに促した。そして、「迷う時間がもったいないから質問してください。コミュニケーションを取っていきましょう」と語りかけた。

いきなりランメニューをこなし、精力的に汗を流す富樫勇樹は「半分くらい新しい選手が入ってきたので、新鮮だし楽しみ」と、合宿への素直な思いを語る。さらに富樫は「口数が多いほうでも、一番大声で常に声を出すほうでもない」としつつも、「日本代表の経験はこのメンバーの中では長いほうなので、まとめるわけじゃないですけど、良い練習ができるようにしたい」と自分なりのキャプテンシーを発揮していくつもりだ。

映像のトリを務めたのは安藤誓哉だ。「チームルールを聞いて、フィットしやすいんじゃないかと思っている」と、ホーバスコーチの目指すスタイルへのアジャストに自信をのぞかせた。そして、「ポイントガードが鍵になると言っていたので、3ポイントシュートや速いトランジションでの展開を強化していきたい。とにかくベストを尽くしたい」と、静かに闘志を燃やしている。