ランス・スティーブンソン

10日間契約締結後の初のホームゲームで30得点と大爆発

現地2月2日、ペイサーズがランス・スティーブンソンと今シーズン終了までの契約を結んだと『ESPN』が報じた。

新型コロナウイルスのオミクロン株感染拡大に伴い、各チームで健康安全プロトコル入りする選手が続出したため、昨年末にNBAと選手会は代替選手との契約を特例で認めた。スティーブンソンは当初この特例措置によりペイサーズに復帰したが、チーム内でプロトコル入りしている選手がゼロになったため、球団は彼を残すため通常の10日間契約に切り替えた。その後、ペイサーズはスティーブンソンと3度に渡って10日間契約を結んでいた。

ペイサーズでは16試合に出場して平均9.1得点、2.9リバウンド、4.1アシストを記録。中でも1月6日に行われたホームでのネッツ戦では第1クォーターだけで4本の3ポイントシュート成功を含む20連続得点を記録。こればベンチから出場した選手が挙げた第1クォーターでの得点でNBA史上最多記録となった。

その後もエネルギー全開のプレーでチームに良い影響を与えたスティーブンソンに対し、指揮官のリック・カーライルは「チームに以前とは異なる勢いをランスが与えてくれている」と称え、チームメートのドマンタス・サボニスも「ランスが入ったことで全員の仕事が楽になった。シューターもオープンな状態でシュートを打てているし、彼の自信がチーム内に浸透している感じでとても良いよ」と『スティーブンソン効果』を語っていた。ペイサーズファンも彼の復帰を大歓迎しており、今回のシーズン終了までの契約締結は当然の流れと言える。

3シーズンぶりに戻って来たNBAで結果を残して契約を勝ち取ったスティーブンソンの復活劇に期待だ。