キャバリアーズ

ラブ「誰も僕たちを打ち負かすことはできない」

「ここ数年間僕たちが見てきたクリーブランドではない。彼らは良いチームだし、僕たちはもっと彼らをリスペクトしなければいけない。彼らはプレーオフチームであり、タイトルを目指して戦っている」

こう語ったのは王者バックスのヤニス・アデトクンボだ。現地1月26日に行われたキャブズvsバックスの一戦は、第1クォーターこそバックスが35-26とリードしたが、第2、第3クォーターを69-42と圧倒したキャブズが115-99で制した。

この試合で特筆すべきはアデトクンボ、ドリュー・ホリデー、クリス・ミドルトンの『ビッグ3』が揃ったバックスをキャブズが撃破したことだ。キャブズは第2クォーターになるとダリアス・ガーランドがキレの良いドライブでディフェンスを収縮させては外にキックアウトする効果的なオフェンスからジェディ・オスマンが6本中4本、ケビン・ラブが2本中2本の3ポイントシュートを成功させ、65-57と逆転して前半を終えた。

後半の立ち上がりでアデトクンボにダンクシュートを許したが、そこからキャブズはディーン・ウェイド、ガーランド、エバン・モーブリーによる3連続3ポイントシュートで76-59とし、そのまま最後までセーフティリードを保った。

キャブズはアイザック・オコロ以外の先発メンバー4人が2桁得点を挙げて、ベンチから出場したケビン・ラブが3ポイントシュート5本成功を含むチームハイの25得点と9リバウンド2アシスト2スティール、同じくベンチから出たオスマンが3ポイントシュート6本成功を含む23得点と4アシスト2スティールを挙げて勝利に貢献した。

昨シーズンのキャブズは22勝50敗でレギュラーシーズンを終えたが、今シーズンはすでに30勝19敗と昨シーズンの勝利数を超えている。ヘッドコーチのJ.B.ビッカースタッフは「それが私たちだ。私たちはあらゆる挑戦をする。誰からも逃げやしないし、引き下がらない。誰もがベストショットを打てるようにしている」と言う。また、今シーズンはセカンドユニットとしてチームを支えているラブは「僕たちは一生懸命プレーしているし、チームのシステムに忠実であり続ければ、誰も僕たちを打ち負かすことはできない」と手応えを語った。

一方のバックスはアデトクンボが26得点9リバウンド、ボビー・ポーティスが23得点、ミドルトンが21得点を挙げたが、ベンチポイントで15-57と大きく下回った。また、キャブズの守備の前に19ターンオーバーを犯し、そこから31得点も献上し、連勝が3でストップした。