バスケットボールのニュースを分かりやすく伝えることをコンセプトにしている『トークルーム』。今回は秋田ノーザンハピネッツとの第2戦で26得点を記録し、キャリアハイを更新した河村勇輝選手について語っています。

河村選手は172cm63kgのポイントガードで、福岡第一高校時代に2年連続でウインターカップを制覇し、ベストファイブにも選出されました。また、高校在学中に三遠ネオフェニックスに特別指定選手として加入し、Bリーグ(B1)史上最年少出場、最年少得点記録(18歳8カ月23日)を更新しています。東海大へ進んだ1年時から主力を務め、今シーズンは関東大学リーグ優勝、インカレ準優勝の成績を残し、いずれの大会でもアシスト王に輝きました。そして、昨シーズンに続き、特別指定選手として横浜ビー・コルセアーズに加入しました。

第2戦は延長にもつれる接戦となりましたが、横浜が102-97で勝利。そして、この勝利の立役者となったのが河村選手でした。自慢のスピードを生かしたドライブでディフェンスを次々と切り裂き、身体を当てられても軸をブラさずにシュートをねじ込んでいきました。フリースローも両チームトップの10本を獲得するなど試合を支配しターンオーバーをわずか1に抑えつつ、26得点9アシスト2スティールとアンストッパブルな活躍を見せました。

ダブルチームをかいくぐり、ノールックパスでベクトン選手のバスケット・カウントをアシストした際には、実況の方が「なんだこの大学生は!?」と叫んでいましたが、確かに20歳の現役大学生であることを忘れてしまいそうになるくらいの活躍でした。