ムトンボ、ウォレス、ハワードに次ぐ史上4人目の快挙
ジャズのルディ・ゴベアが今シーズンの最優秀守備選手賞を受賞した。
ゴベアは出場した71試合すべてに先発し、平均30.8分のプレータイムで14.3得点、13.5リバウンド(リーグ2位)を記録。さらにキャリアハイを更新する2.7ブロック(リーグ1位)も記録し、リーグ最高勝率を収めたチームの原動力となった。
受賞について感想を求められたゴベアは「信じられない」とコメントした。「子供の頃にバスケを始めた時、もし誰かにディフェンシブ・プレーヤー・オブ・ザ・イヤーになると言われても、3回はともかく、信じられなかったと思う」
ゴベアは2018年、2019年に続き、自身3度目の受賞となった。過去にこの賞を3回以上受賞しているのはディケンベ・ムトンボ(4回)、ベン・ウォレス(4回)、ドワイト・ハワードの3人のみ。偉大な選手に肩を並べたゴベアは喜びをこのように表現した。
「自分の仕事を楽しみ、そして自分を信じてくれる仲間がいる。毎日仕事に打ち込むことで達成できることを言葉にするのは難しい。僕は自分の物語を書こうとして、自分の旅を楽しもうとしているけど、この賞を何度も受賞したたった4人のうちの1人になれたのは、本当に素晴らしいこと」
現在のNBAは3ポイントシュート全盛の時を迎え、スモールラインナップを多用するチームも増え、高さとパワーでインサイドを支配する、いわゆる昔ながらのセンターの需要が低くなってきている。それでも、ゴベアの受賞でそうした見方は見直されることになるかもしれない。ゴベアは言う。
「僕にとっては毎年良くなっていくことが重要だった。相手は毎年僕の影響力を何らかの形で消そうとしてきた。だから毎年、毎日、自分のレベルを上げていかなければいけなかったんだ」
現在ジャズはナゲッツとのカンファレンスセミファイナルで2勝と先行している。リムプロテクターのゴベアは、悲願の優勝のためにジャズの守り神として戦い続ける。