ジョエル・エンビード

「僕の責任だ。ボールをしっかり保持すべきだった」

プレーオフファーストラウンド、東カンファレンス6位のシクサーズは3位セルティックスと対戦した。ジョエル・エンビードが26得点16リバウンドと奮闘したが、ジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンのデュオに合計61得点を許し、101-109で敗れた。

試合後エンビードは「僕はもっとやらなきゃいけない。スタッツがどうであれ足りないんだ。僕にはチームを引っ張るという仕事がある。それにはチームメートの助けが必要だ。シュートの数を増やしてアグレッシブにプレーしなきゃいけない。ディフェンスでもチームメートを助ける。チーム全員でハードワークをしてボールをしっかりキープすることが大事だ」とコメントした。

オールスターのベン・シモンズを欠くシクサーズだが試合は接戦だった。第3クォーター終盤に15-0のランでリードしたシクサーズは第4クォーター中盤に0-9のランを許しで逆転された。試合残り59秒、ジョシュ・リチャードソンの3ポイントシュートで3点差まで迫ったが、そこからフリースローを6本許し接戦を落とした。

エンビードは第1クォーターで5本すべてのフィールドゴールを成功させる素晴らしいスタートを切った。ローポストを完全に支配していたが、第1クォーター以降はポストプレーする機会がなくなった。「理由はわからない。もう少しアグレッシブにプレーすべきだったかもしれないし、もっとポストプレーを増やす必要があるかもしれない。その点も次の試合に向けて修正しなきゃいけない。気持ちを盛り上げてアグレッシブにプレーすれば結果はついてくると思う」

次戦に向けてエンビードは「修正点は把握している」と言う。「今日は僕からのターンオーバーが多すぎた。僕の責任だ。ボールをしっかり保持すべきだった。相手にあまりに多くのオフェンスリバウンドを許してしまった。ターンオーバーからの失点も多すぎる。負けたけど点差は6点しかなかったから(実際は8点)、第2戦はターンオーバーとオフェンスリバウンドからの失点を修正する必要がある」と話した。

エンビードの5ターンオーバーを筆頭にチームも18ターンオーバー(セルティックスは7)と、シクサーズはミスの多さが勝敗を分けた。第2戦以降もシモンズ抜きの戦いが強いられるだけに、エンビードには今まで以上のリーダーシップが求められる。