「NBAの判断は尊重するけれど、とにかくプレーしたいから苛立ちもある」
NBAの2019-20シーズンは、7月末からフロリダ州オーランドのディズニーリゾートで再開されることとなったが、全30チームではなく、22チームでの仕切り直しとなる。再開プランから除外された8チームに含まれたホークスのトレイ・ヤングは、リーグの判断を尊重しつつ「腹が立った」と素直な気持ちを電話会議で語った。
「プレーしたくてたまらないからイライラしたよ。NBAの判断は尊重するけれど、とにかくプレーしたいから苛立ちもある。だからこそ来シーズンは同じ状況にはしない。それが今の僕たちのモチベーションになっている」
シーズン中断後、大半の時間をオクラホマで過ごしているヤングは、大学レベルやプロレベルの選手も参加する『Skinz League』の試合に先週出場し、久しぶりにコートでのプレーを楽しんだという。「とにかくプレーしたかったんだ。久しぶりにボールに触れたよ。3カ月近くも試合に出場しなかったのはいつ以来か分からない」
チームメートのキャム・レディッシュ、クリント・カペラ、ケビン・ハーター、ジョン・コリンズと連絡を取り合っているというヤングは、球団から許されればアトランタかラスベガスで来シーズンに向けてのミニキャンプをしたいとも話した。「これからの5、6カ月を無駄にはできない。僕たちはこの機会を生かして、来シーズンはさらに上のレベルに到達したいと考えているからね」
再開プランに含まれなかった8チームには若い選手も多く、シーズンオフの間に実戦の場を儲けられるかリーグと話し合っているという報道もある。ヤングはプレーできない悔しさを力に変え、伸び盛りのホークスを次のレベルに導こうとしている。