残り1.8秒からの逆転劇
ウィザーズvsマーベリックス。復帰2戦目となった八村塁が前半から躍動し、終盤まで接戦が続いていった。
開始1分、左コーナーでパスを受けた八村は躊躇なくシュートを放ち、3ポイントシュートで初得点を記録すると、アイザック・ボンガのスティールから走り、速攻からダンクをかました。
第2クォーターに入っても八村のタッチは良く、クリスタプス・ポルジンギスとの1on1ではステップバックのミドルシュートを沈めた。自らシュートまで持ち込む積極性を見せ14得点を挙げるとともに、チームがディフェンスリンバウンドに苦戦する中で5リバウンドを獲得し前半を終えた。
ウィザーズは5割を超える3ポイントシュート成功率で得点を重ねたが、課題である守備の脆さも露呈し、92-93と1点ビハインドで最終クォーターを迎えた。
14 points (6-8 FG) and five rebounds in the first half for Rui!#WizMavs | @rui_8mura pic.twitter.com/Z1IFnV4gim
— Washington Wizards (@WashWizards) February 8, 2020
新戦力のシャバズ・ネイピアーが3ポイントシュートを沈めれば、セス・カリーに3ポイントシュートを返されるなど、最終クォーターに入ってもリードチェンジを繰り返す一進一退の攻防が続いた。
残り6分を切って八村を投入したが、八村はカリーとのミスマッチを突くもトラベリングをコールされてしまい、違いを生み出せない。さらにここまで20得点以上を挙げてチームを牽引してきたブラッドリー・ビールもフィニッシュが決まらず、追いかける展開が続いた。
ダービス・ベルターンスがこの日5本目となる3ポイントシュートを沈め同点に追いついたが、残り1.8秒、ボンガがティム・ハーダウェイJr.に痛恨のファウルを犯しフリースローを与えてしまった。
1本目が外れるも2本目を決められ、ウィザーズは窮地に立たされた。
それでも、残り1.8秒からのスローインの場面。ベルターンズを囮にしスペースを広げ、バックコートから走りんだビールがスクリーンを使ってノーマークに。そのままパスを受けたビールはリバースレイアップを沈めて、土壇場で逆転。残り0.2秒を守り切ったウィザーズが119-118の接戦を制した。
八村は29分間の出場で3ポイントシュート2本を含む17得点6リバウンド2スティールを記録。復帰2戦目で劇的な逆転勝利を収め、八村も笑顔がはじけた。
新戦力も活躍し、八村らケガ人も戻ってきたウィザーズ。今日の勝利で8位マジックとのゲーム差は3に縮まり、さらなる上昇に期待したい。
BIG TIME PLAYER. BIG TIME PLAY. ?#WizMavs | @RealDealBeal23 pic.twitter.com/k5a06EUUJk
— Washington Wizards (@WashWizards) February 8, 2020