ロブ・ペリンカGMが会食をセッティング
2017年のルーキーの中で、現在3位となる平均14.9得点を決めているレイカーズのカイル・クーズマ。2017年ドラフト前の時点での評価はそれほど高くはなく、指名順位も全体27位だったが、1年目の開幕からローテーションの一角を担っている。
そのクーズマが、2016年に引退したレイカーズレジェンドのコービー・ブライアントと夕食をともにしたと、『Orange County Register』が伝えた。
11月14日の夜、2人はウェストハリウッドにあるステーキハウスで夕食をともにした。コービーと会いたがっていたクーズマの希望をかなえたのは、現在レイカーズのGMとして辣腕を振るい、それまでは代理人としてコービーも担当していたロブ・ペリンカだった。
クーズマは、レジェンドに聞きたいことを投げかけた。その内容は、特にキャリア序盤時期に関するものだったようで、クーズマによれば、コービーに教えられたことは非常に細かなことも数多く含まれていたそうだ。
ペリンカは2人についてこうコメントしている。「コービーは、カイルが1年目に対応している姿を評価している。彼のメンタリティも気に入っているようだ。カイルには鋭さも備わっていて、将来的に彼がチーム内の中心選手になれるとも言っていた。コービーからいろんな話を聞けたのは、非常に大きな経験になったはず。きっとカイルはすべての話を神妙に聞いたのだろう」
コービーはまだロンゾ・ボールとはまだ面会していない。誰よりも早くレジェンドに会う機会を得たクーズマは、11月15日のセブンティシクサーズ戦前、リポーターに「僕は良い選手になりたい」と語った。「ベストな選手の一人から学ぶ機会を得られるのだから、それを生かすべき。とても楽しかったよ。たくさん聞きたいことがあった。彼という人を知りたかったし、学びたかったんだ。彼が若手だった頃にどういうことをしていたのかとか、どういうことを学ぼうとしていたかなどについて聞いた」
できるだけビジネスミーティングのように振る舞いたかったと話したクーズマだったが、あこがれのコービーを目の前にすると冷静ではいられなかったようだ。「彼は僕のお気に入りの選手の一人だった。歴代最高の選手の一人だよ。だってコービー・ブライアントだからね」と、クーズマは笑顔を見せた。
レジェンドからの薫陶を受けたクーズマのプレーがどう変わっていくのか、これからが楽しみだ。