1試合平均フリースロー試投数は14.9本
今シーズンすでに16試合で32得点以上を記録しているロケッツのジェームズ・ハーデンは、平均39.5得点という異次元のパフォーマンスを続けている。
現役最強スコアラーの彼は、対戦チームからファウルを誘う技術に秀でる『曲者』としての顔も持つ。今シーズンもフリースローの平均試投数はリーグ最多の14.9本。昨シーズンには、レイカーズのレブロン・ジェームズらがハーデンとマッチアップする際に両手を後ろに組んで対峙する『奇策』を投じたほど、どのチームも対策を見つけられていない。
12月5日にホームでロケッツを迎え撃つラプターズのフレッド・バンブリートは、試合が始まる前からハーデンとの対戦について、次のようにコメントしている。
「彼へのディフェンスは、考えられる方法、もしくは夢に見るような方法とか、やれることなら何でも試すよ。そうでもしないと、ジェームズは宇宙人のような選手だからね」
ハーデンのファウルを誘う『技術』に関しては、賛否両論ある。バンブリートは、ハーデンのプレーに関して意見が大きく分かれる理由を聞かれると「分からない。自分はバスケットボールプレーヤーだからね」と答え、こう続けた。
「彼を高く評価しない選手になんて、会ったことがないよ。彼を批判するのは試合をカジュアルに見ている人たちか、バスケットボールのあるべき形を空想している人たちじゃないかな」
今シーズンは平均18.7得点7.4アシストというキャリアイヤーを送るバンブリートが、『アンストッパブル』なハーデンをどう抑えるのか、明日の対戦が楽しみだ。