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最短で7月1日に大型契約に合意する可能性も

NBA史上2人目の『平均トリプル・ダブル』を達成したサンダーのラッセル・ウェストブルックが、キャリア初のシーズンMVPに輝いた。

授賞式の檀上で涙を堪えながら両親への感謝を口にしたウェストブルックだが、メディアの興味は感動的なスピーチと同じぐらい、サンダーとの契約延長に応じる考えがあるかどうかに向けられた。本人は「今夜は自分にとって大事な瞬間なんだ。契約の話はこれからするけど、今この瞬間は考えていない」とコメント。

また「この賞をもらえたことにとても感謝しているんだ。今日という日が終わったら、今後について考えるよ」とも。

昨夏、ケビン・デュラントのウォリアーズ移籍が決まった後、サンダーと新契約を結んだウェストブルックは、2018年にフリーエージェントになる権利を保持している。つまり、もし今夏サンダーが提示するであろう『スーパーマックス契約』に応じない場合、サンダーはウェストブルックを含む大型トレードの成立を目指すことになるであろうということ。

『CBS Sports』は、ウェストブルックに近しい関係筋からの情報として、もしサンダーから新契約が提示されれば、ウェストブルックは応じる構えを見せていると伝えた。

昨年デュラントが退団したことで戦力は大幅ダウンとなったものの、見方を変えれば、完全にウェストブルックのチームになったからこその『平均トリプル・ダブル』達成だったとも言える。自ら率先してチームを引っ張る重圧を好むウェストブルックならば、昨今の流行『スーパーチーム』には目もくれず、自分が忠誠を誓うチームを優勝に導く方にこそやりがいを感じるのではないだろうか。

選手との交渉が解禁される7月1日の午前0時1分、サンダーが提示するであろう『スーパーマックス契約』にウェストブルックが合意するかどうか、その決断に注目が集まる。