自身のSNSで「レイカーズの一員になるのは常に僕の夢だった」と投稿
レイカーズが、昨シーズンマーベリックスでプレーしたクリスチャン・ウッドと契約したことが分かった。『ESPN』のエイドリアン・ウォジナロウスキー氏が報じた後、ウッドが自身のSNSで「レイカーズの一員になるのは常に僕の夢だった」と投稿している。契約期間は2年570万ドル(約8億4000万円)で、2年目はプレーヤーオプションと見られている。
27歳のウッドはマーベリックスで67試合出場、平均16.6得点、7.3リバウンド、1.8アシストを記録。208cmのサイズと機動力を備えたビッグマンで、3ポイントシュートも成功率37.6%と悪くない。だが、マーベリックスの絶対的エース、ルカ・ドンチッチとの相性が悪く先発出場は17試合にとどまっていた。
ちなみにウッドの昨シーズンまでの契約は3年4100万ドル(約60億円)であり、今回は大幅な減額となってしまった。2021-22シーズンはロケッツで68試合出場、平均17.9得点、10.1リバウンド、2.3アシストと素晴らしいスタッツを記録しているが、今回ここまで去就決定が遅れたのはディフェンスの安定感に欠けるなど、数字に出ない部分での貢献度に対する評価が低いためだ。今回の契約は2年目がプレーヤーオプション。ウッドとしては新天地レイカーズで文字通り勝利に貢献できる選手であることをアピールし、来オフにオプション行使でフリーエージェントとなり、大型契約を獲得できるくらいの存在感を示したい。
また、レイカーズにとってはウッドの加入はジャクソン・ヘイズに次ぐビッグマンの補強となる。インサイドの要であるアンソニー・デイビスは、昨シーズンまでのレイカーズ在籍4年間で出場試合数が62、36、40、56と故障が多いだけに、実績あるビッグマンの獲得は大きい。また、ヘイズとウッドの存在により、デイビスをパワーフォーワードで起用できる時間帯が増える効果も期待できる。
ウッドが汚名返上を果たすパフォーマンスを見せられるかは、王座奪還を目指すレイカーズの戦いぶりにも少なからず影響を及ぼすことになる。