カイリー・アービング

写真=Getty Images

「大人の男同士として、みんなの意見を聞けて良かった。」

今シーズンのセルティックスは、東カンファレンス優勝候補筆頭と言われたながら、レギュラーシーズン開幕から思うような結果を残せず苦しんだ。12月21日のバックス戦後、今シーズン2度目の3連敗という結果を重く受け止めたセルティックスは、選手とコーチも加わり、ロッカールームで緊急ミーティングを行った。その後チームは9試合で7勝2敗。1月9日のペイサーズ戦では、指揮官ブラッド・スティーブンズ体制となってから最多の135得点をあげて勝利し、4連勝をマークした。

復調の要因になったミーティングを、カイリー・アービングはペイサーズ戦後に次のように振り返った。

「ターニングポイントになったようなことは、いっぱい挙げられるよ。まずはチームケミストリーを構築したい。お互いのことを知って、それをコートで出して、前に進んでいきたい。バックス戦の時がどん底状態ではなかったけれど、ロッカールームで話し合うべきことがあった。意見を言い合えるのは良いこと。周りが自分たちに期待することもあるわけで、大人の男同士として、みんなの意見を聞けて良かった。自分たちに求めること、チームに求めることについて話し合えた」

ようやく反撃体制を整えつつあるセルティックスは、現在カンファレンス5位で、首位バックスを4.5ゲーム差で追っている。10日のヒート戦から始まるロード3連線では、チームの真価が問われるだろう。アービングは、セブンティシクサーズとのクリスマスゲームを延長戦の末に勝てたこと、そして新年早々に連勝できていることで、チーム内の雰囲気も良いと話す。

「タイトな試合になっても、チーム内で笑顔が見られると良いね。タイトな試合でも良いフィーリングを得たい。上手くいくチームなんてない。チーム作りはそういうもので、優勝するチームの考え方というのは、そうやって育まれていくものだから」

「お互いに良いフィーリングを得たいと思うもの。ベンチから試合を見ていても、全員に良いプレーをしてもらいたいと思うもの。ベンチのみんなも、僕たち先発と同じようにハードに取り組んでいる。チームのみんなが、お互いに良いプレーをしてもらいたいと思っているんだ」