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ウォールとブレッドソーはケンタッキー大の同期

トレードの噂が絶えないキングスのデマーカス・カズンズ。行き先ばかりが報じられることが多い中、本人が誰と一緒にプレーしたいかについて、具体的に選手名を挙げた。

ウィザーズ関連情報を取り扱うポッドキャスト番組『Locked On Wizards』によれば、カズンズは敵地でウィザーズと対戦した11月28日の試合前の取材に応じ、一緒にプレーしたい選手として『ウィザーズのジョン・ウォール』、『サンズのエリック・ブレッドソー』の2人の名前を挙げた。

カズンズとウォール、ブレッドソーは、ケンタッキー大のチームメートで、2010年のドラフト指名組だ。

メディアに対して「僕たちが一緒にプレーするかどうかについて話したことがあるか聞きたいの?」といたずらっぽく問いかけたカズンズは、「2人がサクラメントに来ればいい、ってことさ」と笑顔で答えた。

「2人の反応は?」と聞かれると、「ジョンは僕にワシントンに来てほしいと思っているし、エリックはフェニックスに来てほしいと思っているからね」と語った。

2010年のドラフトを彩った個性豊かなトリオがNBAで一堂に会する日は来るのだろうか? 現在の契約上、カズンズは2018年、ウォールとブレッドソーは2019年まではフリーエージェントにならない。

ウォールと再びプレーする可能性について聞かれたカズンズは、「何が起こるかなんて誰にも分からない。引退してから一緒にプレーするかもね」と茶化し、「できればジョンにキングスのユニフォームを着てほしいけど」と続けた。

現時点でウィザーズがウォールのトレードに応じる可能性は皆無だ。しかし、今シーズン開幕前、ブラッドリー・ビールとコート内で関係が上手くいっていないことを明かしただけに、もし今シーズンもプレーオフ進出を逃せば、フロントも、今後のチームをウォールかビールのどちらに託すかを選択しなければいけなくなるかもしれない。

実現の可能性は別として、同じ大学の同期3選手がNBAで集結することになれば、大きな話題になることは間違いない。どのチームであるかはさておき、3人は同じ『夢』を見ているようだ。

カズンズと同期で、それぞれチームのエース級へと成長したウォール(左)とブレッドソー。