フランスはリトアニアとの強豪対決を制し1勝1敗に
ユーロバスケット2022、フランスvsリトアニアの強豪対決はフランスが77-73で競り勝った。これでフランスは1勝1敗、初戦のスロベニア戦に続いて敗れたリトアニアは連敗スタートとなっている。
試合は序盤から互角の展開となったが、追いかける状況が続いたフランスが、最終クォーター残り約6分に60-60と追いつく。ここから一進一退の攻防が続くが、フランスは残り3分にエバン・フォーニエの3ポイントシュートで抜け出すと、さらに連続スティールからトマ・ウルテルの連続得点によって突き放す。ここからリトアニアも意地を見せて食い下がるが、残り42秒、ルディ・ゴベアがオフェンスリバウンドからプットバックダンクを決め、73-67としたところで勝負アリとなった。最終クォーターに27-17のビッグクォーターを作ったフランスが激闘を制した。
フランスはドマンタス・サボニス、ヨナス・バランチュナスのツインタワーに苦しめられ、リバウンド数、セカンドチャンスポイントでは後手に回っていた。しかし、ターンオーバーの数で9−17、ターンオーバーからの得点で19-9など、ミスの少ない堅実なプレーで最後に勝利をつかんだ。
オフェンスでは27得点を挙げたフォーニエの活躍が光った。この日、チームで唯一の2桁得点を記録したベテランは、「今夜はよりオフェンスに絡むことができたと思う。それが自分のリズムをつかんでプレーできる助けとなった」と振り返る。そして、フィールドゴール10本中2本成功の7得点と不発に終わったドイツ戦とは見違えるパフォーマンスができたのはチームメートのおかげと続けている。「みんなが、僕を早い段階で見て良いスクリーンをかけてくれた。彼らが僕に自信を与えてくれた。ようやく今回のユーロバスケットで自分のプレーを始められたよ」
両チームがいるグループBでは、初戦でフランスを破ったドイツ、ルカ・ドンチッチ率いるスロベニアが連勝スタート。フランスとボスニア・ヘルツェゴビナが1勝1敗、リトアニアとハンガリーが2敗となっている。上位4チームが決勝トーナメント進出となるため、リトアニアにとっては苦しい出だしとなっている。