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チームは敗れるも、エースの復活は大きな収穫

右足首の捻挫で欠場を続けていたペリカンズのアンソニー・デイビスが、10月20日にアムウェイ・センターで行なわれたマジックとのプレシーズンゲームで戦線復帰を果たした。

10月12日に中国で行なわれたロケッツとのプレシーズンゲームで負傷したデイビスは、当初復帰までに10日から2週間かかると診断され、27日にホームで開催されるナゲッツとのレギュラーシーズン開幕戦に間に合わないと言われていた。

そこからわずか1週間の電撃復帰。さらには38分の出場でフィールドゴール25本中11本成功、フリースロー11本中9本成功と高い決定力を見せ、33得点13リバウンド4アシストの大活躍を見せた。

試合はオーバータイムの末に111-114で競り負けたが、ペリカンズにとっては不可欠なエースが復帰し、さらにはケガ前と変わらないパフォーマンスを披露したことで、大きな収穫が得られる試合となった。

昨シーズンはペリカンズとデイビスにとっては期待外れの結果に終わった。ペリカンズはウォリアーズのオフェンスシステムを構築したアルビン・ジェントリーをヘッドコーチに招聘する体制変更を行い、そのキーマンであるデイビスはシーズンMVPの有力候補に挙げられていた。

しかし、デイビスの故障ばかりか主力にケガ人が続出。まともに戦える状態ではなくなり、西カンファレンス12位に低迷した。

ケガに悩まされた昨シーズンの悪夢の再来がよぎっていただけに、デイビスの復活は朗報である。ペリカンズは26日のナゲッツ戦でレギュラーシーズンをスタートさせる。
 

昨シーズンは故障に泣きチームにとってもデービスにとっても不完全燃焼のシーズンとなった。