「初年度にファイナルに来れているのは非常にうれしい」
明日行われるBリーグのファイナル、栃木ブレックスと川崎ブレイブサンダースの一発勝負。前日会見に応じた栃木ブレックスのキャプテン、田臥勇太は「いよいよ明日ファイナルということで、ここまで積み上げてきたものがチームとしてあるので、全員で優勝を目指して戦いたい」と抱負を語る。
川崎はリーグ最高勝率を誇る難敵。「NBL時代のディフェンディングチャンピオンですし、経験も非常にあるチーム。自分たちが挑戦者の気持ちを持って、チーム一丸となって臨むことが大事だと思います」と田臥は言う。
川崎で警戒すべきは「ディフェンスもオフェンスもすべて」と田臥。「それを上回ることができるように、自分たちはチームで戦って勝てればと思います」
ただし、まだ試合前日とあってピリピリと張り詰めているわけではなく、良い感じにリラックスもできている。会見ではライアン・ロシターが田臥をイジるなど、ヘッドコーチのトーマス・ウィスマン、古川孝敏も含め笑顔に満ちたものとなった。
田臥も、必勝の気合いを見せると同時に、明日の大一番が楽しみで仕方ないようだ。7年前にも優勝を経験しているが、その時との違いをこう語る。「今日、会場で練習しましたけど、やはり雰囲気が全く違います。会場も大きくなっていますし、Bリーグのカラーになっていて、全く違う印象です。でも明日にはブレックスのファンの方が黄色で染めてくれると思うので、そこは楽しみにしています」
「こうしてBリーグになって、選手としても非常にモチベーションが上がって、こうして初年度にファイナルに来れているのは非常にうれしい。個人がどうとかは全く考えていなくて、とにかくチームでBリーグ初代王者という目標を達成できるよう、明日全力で戦いたいと思っています」
経験豊富な田臥にとっても、これだけ長いリーグ戦は初めて。だが、明日ですべてが決着する。長いシーズンの最後を田臥がどう締めくくるのか。明日のファイナルが楽しみだ。